書く時間は減ったけれど、結婚してよかったこと
社会人3年目の頃、初めてオフラインのイベントに出てからハマってしまい、その後、年3〜4回ペースでイベントに参加しています。
新刊を毎回持っていきたいので、コンスタントに書き続ける必要があります。
となると、自由な時間がたくさん要ります。
だから人と暮らすのはきっと向いていないし、一生結婚することなんてない……。
と思っていた人間ですが、いざ人と暮らしてみたら、意外と上手くいきました。
要は「悩むことが減った」という話なんですが、もう少し詳しく忌憚のない所感を書いてみます。
人のために「生活」できる
これは同棲の段階でも得られる効果かも。
人のためだとなぜか料理できる、あの現象……。
自炊どころか、掃除も洗濯も洗い物もできるようになりました。
一人暮らし時代は「生活」にかける時間が惜しくて、帰宅途中のコンビニでおにぎり買って食べながら歩いていたのに……(帰宅したら即執筆)
こんな調子なわけなので、人と暮らすのは無理だと思っていました。
もちろん今でもやりたくない時はあるので、ふんわり分担してます。料理はわたし、洗い物は夫、掃除はわたし多め、洗濯は夫多めです。
かといって「人のために嫌々やっている」という感覚は薄くて、ただ生活の質と自己肯定感が上がりました。
遊びの予算規模を決めやすい
我が家は生活費の金額を「この範囲内でやりくりする」、貯金を「この額にする」と決めていて、残りは基本的にお小遣いです。
そこから各々の娯楽費やランチ代、交際費を出しています。
お互いのお小遣いの残額ははっきりとは分かりませんが、世帯年収(と生活費と貯金に回す額)は分かっているので、そこまでの心理戦をしなくて済みます。
遊ぶ金額のグレードを決められるということは、節約するタイミングも決められるということでした。
だから「節約したいから公園で遊ぼう」とか気軽に提案できます。とても良かった。
ぶっちゃけオタクは娯楽費がかなり必要なので……。
ちょっとした贈り物が重くならない
人におみやげを持っていくのが好きなんです……。自分のことも好きになれるし。
でもたとえ200円のお菓子や入浴剤だったとしても、他人に毎回持っていったら、相手は「返せなくてごめんね(汗)」ってなるじゃないですか。押し付けがましくなるのは自分も嫌ですし。
一方で、同居してると何もない日が圧倒的に多いから、たまに自分が出かけた時や寄り道した時に何か買ってきても、普通に「ありがと〜」ってなります。この日常にかなり助けられてる。
よその家を知ることができた
わたしは実の親と折り合いが良くなく、結婚前に付き合った男性も2年留年する男とかDV男とかだったので、他人とうまくやれるか不安だったのですが、世の中そこまで変な人って、意外といないんだなと思いました。
というか、よその家ってこんな感じなんだ!? という驚きが多いです。
人って、人が転んだり物を落としたりしても基本的に怒ったりしないし、親切にしてもらうのに代償とかいらない。
義実家や親族との付き合いは、こんな家にしたいな、という理想を描く足掛かりになりました。
要は悩むことが減った
結婚(同棲)してみたら、
自己肯定感が上がる行動をしやすくなった(そもそも生活が荒れなくなった)
お金(の使い方)で悩むことが減った
明るい未来を思い描く手がかりを得られた
という感じです。
「自分は人と暮らすのは無理だろうな」というのが実は思い込みだったのかも、というお話でした。
いただいたサポートで、ちゃんと野菜を食べようと思います。