起業週報(1/7~)

とうとう新年を迎えてしまった。2019年新年はインフルエンザで迎えるという体たらくであり、病み上がりの仕事始めとなってしまって情けない。年始は、年末に遣り残したことを一気に整理する。

まずは、ファイナンスの話。相変わらず誰とどこまで話していいのかよくわからない中、決まったようで全然進んでないことに愕然とする。スケジュールをどう固めていくのか、そもそも、司法書士と段取りが必要なことすら分かっていないレベルだったので、急遽司法書士の先生を弁護士先生経由で紹介してもらい、こと無きを得る。そしてこの司法書士の先生が見事に「自分たちが何が分かっていないか」を察して教えてくれるので本当にありがたかった。プロフェッショナルの先生方には時に「何が分かってないのか。何をしたら問題なく進むのか」という論点すら伝えられず、どっちも実質球を持ってない状態になることがママ発生してしまう。その場合こちらは「何がわからないかすらわからない」状態が続くわけなのでもちろんパニックである。そうならないだけ、非常にストレスフリーで進められてありがたい。

そして、まんまとスケジュールを明確にしていくタイミングで、思っていた着金スケジュールと大幅なズレが発生…それ12月にわからなかったん。という猛省。誰が窓口か、全体のスケジュール(各投資家の投資委員会の日程、契約の押印可能日、着金可能日)をクリアにしておく、など段取りの鬼になる必要がある。資金調達の段取りやコミュニケーションの難易度異常に高い。

並行して、2月から入社する社員の入社手続き。社労士の先生から、「社員の情報をこのエクセルに入れてください、マイナンバーはこちらにアップして、、」と言われて、すごく面倒だし、google docsにフォーマットをアップし直してたのだが、「そもそもスプレッドシートでの作業をなくすのがSaaSのやるべき仕事やし、本当にこれ意味あるんかな・・・」と思っていたらまさにその領域こそがSmartHRが戦っている領域やんと思い立ち、早速SmartHRで手続きを整理し直す。圧倒的に楽…。

プロダクトはひたすらユースケースを洗い出し、整理しタスクを切り出してというところだが、今週はネーミングを決めたのは何より大きい。
名は体を表す。名前が定まるとプロダクトは勝手に動き出す。
そういう命名は本当に時間がかかる。業務委託のデザイナーさんから決めろ決めろと1ヶ月以上言われてきて、もちろん考え続けたけど、全然納得のいくものが降りて来ずで困っていた。もちろん論理的に決めたり投票なんかで決めるつもりもなかったので、それはしかるべき時に降りてくるだろうと、ずっとかわしながらうやむやにしていたのだが、今週中にいい加減に決めろと逃げ場をなくされてしまったところ、最後の最後、結局初期の頃考えた案に戻ってきた。
その名前自体に意味があること、語感がいいこと、はもちろん大事というかあればいいと思うが、最も大事なのは、全員がその名前を聞いた瞬間にふっといいと思えること、その名前にコミットできること、そういう空気感の名前であること。だと思っている。
何回もああでもないこうでもないと、最後はGeniusの辞書を頭から1000ページくらいめくっていったが、結局最初の案を超えるものはなかった。
ちなみに、商標をcotoboxで大まかに調べたら課題はあるかもしれないということだったので、中高の先輩の弁理士の先生に相談したら思いの外踏み込んだレベルで相談に乗ってくれるようだったので基本は解決できる前提で話を進める。こういうときにふっと頼らせていただけることは本当にありがたい。ドメインもなんとかなるといいんだけどね。

採用はいつも正念場。いい知らせもあれば残念な知らせもある。ただただ探し続けるのみ。ちなみに、10名以下くらいのフェーズだと媒体はほとんど意味なさそうだなと思う。Wantedlyも正直なところほぼ音沙汰がない。プロダクトもないし、具体的に何やっているかを説明しにくいフェーズは文脈がないと飛び込みにくすぎるのだろう。
やっぱりリファラルか、それを超えて飛び込んでくる狂気の人材を探し、口説き続ける他ない。優秀で、ある程度の給与幅とSOに未来を信じることができて、主体的にチャレンジできる人材というのは本当にありがたく、すごい存在なんだと思う。みんながみんなそうじゃないし、そういう人がいても出会うことも難しく、出会っても一緒にやれる確率はもっと低くなる。全てがうまく行ってやっとなんとかなるのがベンチャーだとは思うが、それでもチーミングこそが最も重要だけど最も難易度が高いなと絶えず思う年始だった。

そういう次第で、デザイナー、フロントエンジニア、バックエンドエンジニア(Scala)大募集しています。初期のメンバーの意義は、会社とプロダクトにピュアなオーナーシップを持てること、空気感を一緒に作れることです。自分の人生のコントローラビリティが圧倒的に高まります。
是非ご興味ある方はご連絡ください。


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