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記述式過去問のススメ ~山村拓也講師~

今回は、記述式過去問の捉え方と取り組み方についてお話します。

記述式過去問の取り組み

多くの受験生にとっては、「過去問」と言えば、択一式の過去問のことを思い浮かべるのではないでしょうか。

択一式の過去問は受験生になじみがあり、実際に多くの受験生が取り組んでいる教材です。一方、記述式の過去問というと、択一式と比べてあまりなじみがなく、取り組んだことのない受験生もいることと思います。

記述式過去問に取り組むメリット

それでは、記述式の過去問に取り組む意味がないかというと、むしろ取り組むメリットは十分にあります

具体的には、①出題の形式や分量について直近の傾向を知ることで、今後の学習の指針となります。特に、近年の不動産登記法の問題は、単に論点を問うだけでなく、事実関係や別紙に余計な情報(いわゆるノイズ)を入れ込むことで、そこから解答に必要な情報を素早く抽出する、いわば「事務処理能力」を求める側面が傾向として見られます。直近の過去問に取り組む際は、その点に注目してみるとよいでしょう。

また、②再び同じ又は類似論点が出題される、焼き直しの出題に備えることができます。近年の本試験問題は「過去問の焼き直し+α」の傾向が顕著になっているため、過去問に取り組んでおけば、このような焼き直し出題に備えることもできます。

もちろん、記述式問題として主に取り組むものは「記述式答案構成力養成答練」のような、近年の傾向を取り入れつつ出題可能性の高い論点をバランスよく網羅している答練の問題がよいのですが、+αとして過去問そのものに取り組むことも、上記①②の点からとても有用です

どの過去問集に取り組むか

記述式過去問に取り組む教材としては、伊藤塾の「司法書士 記述式厳選過去問集-2021ver-」がお薦めです。こちらの教材では、各科目につき記述式過去問7問が厳選されているので、時間のない受験生にも答練問題との併用学習が可能な分量となっています。

是非、記述式厳選過去問集を用いて効率的に記述式過去問に取り組んでみて下さい。

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