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講義は巻き戻さない、繰り返さない

入門生・中上級生問わず、インターネット受講生の方で、よくカウンセリングの際に相談をいただくのが、「講義の配信ペースに追いつけない、復習が追いつかない」というものです。


【1】講義の配信ペースに追いつけなくなる理由

そういった悩みを抱える方によくある傾向が「講義を止めて、巻き戻している」、あるいは、「一通り講義を視聴した後に繰り返し聴いている」といったものです。そのため、1時間の講義を視聴するのに2時間かかってしまうというケースも見られます。

確かに、講義を聴いていて分からないことがあると、何度も聴いて理解したいと思う気持ちも分かりますし、実際、繰り返し講義を聴くと、“その時点では”理解しやすくなるでしょう。

しかし、講義を巻き戻して聴いたり、繰り返して聴いていると、当然、講義を視聴する時間が増えてしまい、配信のペースに追いつきにくくなりますし、何より復習の時間が減ってしまうおそれがあります。その結果、せっかく講義視聴時に時間をかけて理解したことも、復習するころには、全て忘れてしまっている、なんてことになりかねません。また、通学で講義を受けている方は、当然、講義をその場で巻き戻すことができませんが、それを前提として講義を消化しているわけです。

【2】講義は巻き戻さない、繰り返さない

インターネットで講義を視聴している方で、配信ペースに追いつけていない、あるいは復習が追いついていないといった悩みを抱えている方は、通学生と同様の意識で、講義を巻き戻さないで、繰り返さないで視聴していくようにしてはいかがでしょうか。

そうなると、「分からなかったところは、そのままずっと分からずじまいでいいのか?」といった不安も出てくるでしょう。しかし、仮に分からないところがあっても、後々繰り返しテキストを読んでいると分かってくるというようなことは、法律学習の性質上よくあることなので、無理に今の段階で全てを理解しようとする必要は必ずしもありません。

そして、何度も繰り返し復習してもどうしても分からない。そういったところは、その部分に限定して、ピンポイントで視聴すればよいのです。

【3】原則ルールを意識する

つまり、講義を繰り返し聴くことが絶対的にいけないというわけではなく、“基本的に”講義は巻き戻さないで、繰り返さないで聴くといった原則ルールを意識することが大事です。あくまで一つの目安ですが、1時間の講義に対して、1時間15分を超えて視聴している、といった方は、ぜひこれらのことを意識するようにしましょう。

「講義の配信ペースに追いつけない、復習が追いつかない」といった悩みをお持ちの方は、ぜひ参考になさってください。

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