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完璧じゃなくていい~超直前期のメンタル~

みなさん、こんにちは。伊藤塾司法書士試験科講師の髙橋智宏です。

今回は、超直前期(本試験1~2週間前)のメンタルについてお話ししたいと思います。


【1】超直前期のプレッシャー

超直前期に何をするかを決めたけれど,不安から計画の分量を多くしすぎてしまい,「果たして全部終わらせることができるのか…。」とプレッシャーを感じている方もいらっしゃるかと思います。しかし,実は過去の合格者の大半が同じようにプレッシャーを感じています。

【2】実際、合格者はどうなのか?

「合格者」と聞くと,この超直前期にやると決めたことを完璧に終えて,合格の確信をもって本試験に臨むものだと思いがちですが,実はそうではありません。実際に合格者の話を聞かせていただくと,直前期の学習として当初やると決めていたことの全てが終わらずに,本試験に臨んでいたという方も大勢いらっしゃいます

むしろ学習すべき量の膨大な司法書士試験において,すべてを完璧にして臨むこと自体,無理があります。言い換えれば,「完璧な合格者なんていない」ということです。

【3】超直前期にすべきこと

学習を完璧に終えることが無理なのであれば,この超直前期にすべきことは何か。

蛭町浩講師の言葉をお借りすると,それは「ヤル気満々の自分を試験場に連れて行く」ことです。そのためには,「完璧」ではなくとも,とりあえずの「やり遂げた感」が必要となります。

残りの本試験までの期間で自分の決めた勉強が全て終える自信がないのであれば,今,やろうと思っていることを次の2種類に分類しましょう

① 「絶対に」やらなければならないこと
② 「できれば」やりたいこと

そして,思い切って①だけに専念して取り組みましょう。このように,腹をくくって①に絞ることで,中途半端に終わって雑念を抱えるということなく,「やり遂げた感」を持ったヤル気満々の自分を試験場に連れて行くことができます。そうすれば,おのずと本試験当日において最大限のパフォーマンスを発揮することができます。

【4】最後に

超直前期にやることを決めたら、あとはブレずにそれをこなすのみです。直前期は最後の最後まで実力が伸びます。決して諦めずに頑張ってください!

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