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法律学習のコツ

みなさん,こんにちは。伊藤塾司法書士試験科講師の髙橋智宏です。

今回は,司法書士試験の全科目,そして法律の資格試験に共通する法律学習のコツについてお話します。

【1】 体系を把握する

知識は羅列的に覚えても忘れやすいため,常に全体の構造,すなわち体系を把握することが重要です。そのため,細かい部分を学習する際にも,現在どこを学習しているかを常に意識して,全体の中のどの部分を学習しているのかを把握して学習するのが効果的です。

また,体系を把握する勉強法としてお勧めなのが,目次のコピーの活用です。テキストを読みながら,コピーをした目次に時折目を通し,自分が今どこを学習しているのか,全体の中の位置付けを確認しながら学習すると,現在の学習している内容が全体の中でどのような意味を持つのかを確認することもでき,体系を把握しやすくなります。

なお,先日の記事「スケジュールの立て方のコツ~マーキング計画法~」でお伝えした通り、目次はスケジュールの計画進行表としても活用すると更に便利です。

【2】「原則」と「例外」の区別

法律は,一律の取扱いでは不都合が生じるケースでは,「原則」と「例外」を規定します(更に,再例外が規定される場合もあります)。

本試験では,「例外」の規定が問われることが多いですが,「原則」を軽視して「例外」の規定だけを押さえると,基本的な考え方が理解しづらくなるため,「原則」と「例外」は明確に区別し,順序を追って理解するようにしましょう。

【3】 具体的に考える

法律の学習では抽象的な概念が多く,文言をそのまま押さえていても理解しづらいでしょう。そのため,講義を受ける中で紹介される具体例には耳を傾け,具体的なイメージをつかむようにし,図を描きながら学習するようにしましょう。

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