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高橋智宏の"合格"道しるべ

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効率的な学習方法のアドバイスなど,司法書士試験合格のための道しるべを示していきます。 ■Twitter講師アカウント https://twitter.com/syoshi_taka
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#勉強法

『高橋智宏の"合格"道しるべ 』記事まとめ

『高橋智宏の"合格"道しるべ 』の記事を体系別にまとめました。このコーナーでは,効率的な学習方法のアドバイスなど,司法書士試験合格のための道しるべを示していきます。 【1】テキスト・過去問・答練【2】総 論【3】公開模試【4】科目別対策【5】記述式【6】解 法【7】メンタル【8】法改正【9】特別講義編【10】令和3年度本試験【11】令和2年度本試験【12】口述試験対策【13】講座紹介【14】担当講座【15】Twitter講師アカウント

記述式配点変更2年目の学習戦略~択一式と記述式の学習バランス~

みなさん、こんにちは。伊藤塾講師の髙橋智宏です。記述式の配点変更による初めての試験が2024年度本試験で実施されましたが、今回は、配点変更の2年目となる2025年度本試験に向けた学習戦略についてお伝えしたいと思います。 【1】記述式の配点変更の概要令和5年12月4日、法務省ホームページにて下記の発表がありました。記述式の配点を70点満点から140点満点に変更するという内容です(択一式の配点及び試験時間に関しては変更なし)。 【2】記述式の配点変更の捉え方ここでは、記述式の

語呂合わせの記事まとめ

みなさん、こんにちは。伊藤塾司法書士試験科講師の髙橋智宏です。今回は、X(Twitter)における語呂合わせの記事を科目別にまとめました。 【1】民 法(1)連帯債務・連帯債権・不可分債務・不可分債権 【2】不動産登記法(1)民法第262条の2の裁判 (2)民法第958条の2の審判 (3)不動産登記法第69条の2の規定による抹消 (4)不動産登記法第70条の2の規定による抹消 (5)判決に準じるもの (6)仮登記された権利の処分の登記 【3】会社法・商業登記法

すべての受験生必見!合格に、実務に、そして生きるために!「記憶する技術」を100%活用する方法 伊藤塾長×高橋智宏講師対談 Part.2

伊藤塾で学ぶ、すべての受験生に聴いていただきたいメッセージです。 「記憶するのに必要なのは、頭のよさでも若さでもなければ、ましてや気合でもない、記憶する技術を持っているかどうかである。」~「記憶する技術」より~ 伊藤真塾長の著書「記憶する技術」(サンマーク出版)を題材に、塾長と髙橋智宏講師の特別対談コラボイベントを実施しました。 対談は全3回「①学びにおける記憶の仕組み(総論)」「②記憶するための具体的な方法(テキスト編)」「③記憶するための具体的な方法(問題演習編)」

知識習得におけるコストパフォーマンス

みなさん、こんにちは。伊藤塾司法書士試験科講師の髙橋智宏です。今回は、年明けの実戦力養成期以降で重要になる「知識習得におけるコストパフォーマンス」の発想についてお話ししていきます。 【1】実戦力養成期における学習スタンス下記の記事でもお伝えしている通り、年明け以降の実戦力養成期の学習スタンスとしては「基本的に制度趣旨踏まえた理解を試みるが、理屈が困難なところは早く切り上げて結論をそのまま暗記する」のがオススメです。 【2】「理解」の切り上げ方「理解」を切り上げるというのは

ベーシック模試のトリセツ

みなさん、こんにちは。伊藤塾講師の髙橋智宏です。今回は、私が監修を行い年末に実施する「ベーシック模試」の取り組み方をお伝えしていきます。 【1】ベーシック模試の目的年内の実力養成期においては、盤石な基礎固めが重要です。ここで基礎を固めてこそ年明けの実戦力養成期における得点の伸びが望めます。そこで、ベーシック模試は、基本的(ベーシック)な問題に絞った出題を行い、年内学習の基礎固めの定着度の確認を行うことを目的としています。 【2】解説冊子の特長〔択一式〕 問題の各記述の解

【YouTubeライブ】令和5年度 司法書士試験の基準点と出題傾向から導く 効率的な過去問学習法

【YouTubeライブ】8/18(金)19:00~ このイベントは、8月14日(月)に令和5年度司法書士試験 筆記試験の択一式の基準点発表を受けて実施するものです。 基準点は相対評価の試験である司法書士試験において重要な意味を持ちます。 それは合否の決定という意味だけでなく、学習指針としても重要といえます。 このイベントでは、今回発表される択一式の基準点と本試験の出題傾向を 分析した上で、今後の学習指針のポイントをお伝えします。 また、この分析を踏まえて、司法書士試験

アウトプット主軸の学習の道しるべ

みなさん、こんにちは。伊藤塾講師の髙橋智宏です。今回はアウトプットを主軸とする学習に関するアドバイスを行うとともに、私の担当する「プラクティカルコース」の紹介をしていきたいと思います。 【1】アウトプット主軸の学習のメリットアウトプット(問題演習)主軸の学習のメリットは次の通りです。 ① 問題で問われるポイントに狙いを絞ることで、得点に直結した学習が可能となる。 ②間違えた問題を重点的に復習することでメリハリのつけた学習が可能となる。 【2】アウトプット主軸の学習の課

インパクトが大事〜直前期にテキストの記憶効率を上げるコツ〜

みなさん、こんにちは。伊藤塾司法書士試験科講師の高橋智宏です。今回は、直前期にテキストの記憶効率を上げるコツについてお話したいと思います。 【1】インパクトが大事下記の記事でもお話しているように、テキスト書き込んだりマーカーを引いたりすることで、いわゆる「記憶のフック」を作ることができ、脳に強く「印象付け」することができます。これにより、テキストの情景が思い浮かびやすくなり、記憶に残りやすくなるのです。 もっと言えば、直前期の学習ではさらなる「印象づけ」が重要だといえます

答練復習のコツ~復習時間を先に決める~

みなさん、こんにちは。伊藤塾司法書士試験科講師の髙橋智宏です。今回は、答練の復習のコツについてお話しします。 【1】答練の復習でよくある悩みカウンセリングにおいて、答練の復習に関してよくある相談が、「答練の復習に膨大な時間が掛かってしまう」というものです。 答練の復習に追われる結果、テキストの読込みや過去問演習などの自分の主体となる学習の時間が圧迫されてしまい、学習計画通りに進められないというのは、実は答練復習でよくある悩みです。 【2】答練の復習は個人差が出やすい答練

ブレない芯をもつ~受験生の”相場”を気にしない~

新年、明けましておめでとうございます。伊藤塾司法書士試験科講師の髙橋智宏です。 【1】合格者の共通点新年を迎え、本試験に向けて決意が固まっていることと思いますが、確実な合格を手にするためには、「芯」を強く持つ必要があります。勉強法は人それぞれといえど、合格者の多くに共通して言えるのは、ブレない芯を持っていることです。 【2】決意の芯・基礎の芯・勉強の芯まずはもちろん、合格に対する決意という「決意の芯」を強く持たなければなりません。 また、基本問題を決して落とさない確固た

「作業」になっていないか

今回は、今の学習工程の大部分が「作業」になっていないか、これをチェックしてほしいとの思いでこの記事を書かせていただきました。 ここでいう「作業」とは、講義でとったメモの清書、まとめノートの作成など、手を動かすのがメインとなるものを指します。 【1】「作業」は「無駄」か?もちろん、上記の「作業」自体が無駄なこと・非効率なことというわけではありません。問題なのは、手を動かすことをメインとする「作業」が学習工程の中で大部分を占めてしまうことです。 「作業」は手を動かすのがメ

浮気性が招く受験上の問題点~一途であること~

みなさん、こんにちは。伊藤塾司法書士試験科講師の高橋智宏です。今回は学習方法の一貫性についてお話ししていきます。 【1】学習方法を変えてもすぐに成果は出ない講師や合格者のアドバイスを参考に学習方法を変えるに当たり、すぐに成果が出ると思われがちですが、その成果が出るまでには時間が掛かるのが通常です。すなわち、学習方法の変更による成果には遅効性があるのです。 そのため、この2-3か月を待たずに学習方法をまた変えてしまうと、効果が出て来る前に学習方法を変更することになり、どの学

「出題予想」を武器にする~出題予想を活かした学習戦略~

みなさん、こんにちは。伊藤塾司法書士試験科講師の髙橋智宏です。 今回は,直前期の学習における”出題予想”の有用性についてお話ししたいと思います。 【1】出題予想のメリット①直前期学習の指針となる出題予想に基づいて出題可能性の高い分野を把握することにより,メリハリを付けるための優先順位が分かるため,直前期学習の指針となります。 ②予想論点に強くなる出題予想を用いることにより,出るところを重点的に取り組むわけなので,当然,効率よく得点を伸ばすことができます。 ③精神面で優