見出し画像

自己紹介1:ものづくりを仕事にすること

画像3

この写真は、前職 京都の出版社「いろは出版」のカメラマン日比さんに撮ってもらったもの。2019年3月のわたし in 京都。
初めて作った絵本、そして「いろは出版」での最後のものづくりとなった、さがし絵本「ちびストーリーワールド」を描いているところです。

このころ、退職することが決まっていたので
記念に、毎日絵を描いている自分の部屋=アトリエを撮ってもらいました。

画像9


この時、絵本の締め切りまであとわずかで、まだまだ終わりが見えなくてぎりぎりの気持ちと髪もぼさぼさで手もカサカサで恥ずかしいのだけど、それもなんだかリアルで、今見ると良い思い出です。

私は今、フリーランスのイラストレーター?、雑貨デザイナー?、絵本作家?、テキスタイルデザイナー?としてお仕事をしながら、自分の作りたいもの、考えていることを少しずつ形にしています。
全部を「?」で閉じたのは、自分の肩書きは何というのが一番伝わるのか、考えてるところだから。
イラストだけではないし、雑貨だけではないし、絵本だけでもなくて、色々していて、そしてなんでもやりたいし、目に見える全てのことをつくりたい。楽しい気持ちや嬉しい気持ちを形にしたいと思っています。
「うきうきを形にすること」
の専門家でありたい、と思っています。

画像4

いろは出版は2019年4月末に退職しました。
AIUEOという、かわいくてユーモアのつまった雑貨ブランドのデザイナーとして6年間在籍していました。

いろんな雑貨をつくりました。

東京の美術大学に通い、自分で考えて作ったもので人をわくわくさせたり楽しくて嬉しい気持ちにできることが幸せだと感じていたので、それを仕事にできる会社に行こうと思い見つけたのがいろは出版の中のAIUEOでした。

ものを作っている時、考えている時が一番楽しかったので、自分の一番楽しいことでさらに誰かを楽しませることができるなら、こんないいことはないなと思っていました。

画像4


「なんでも」作りたくて、となると、バッグの会社でも靴下の会社でもなくて、「雑貨」ブランドでした。

アイデアから考えて、自分のデザインで形にできる会社ってあまりなくて。
当時就職先を探すのに、気になる雑貨をかたっぱしから裏返してブランド名をメモして調べて、どんな風にものを作っているか、デザイナーは中にいるのか、ひたすら調査していました。

そんな中、自分でやってみたかったことがもう形になって雑貨屋に並んでいるのを見つけて、悔しい気持ちと共感から、これを作った人はどんな人でどんな会社なんだろう!と気になって、このブランドに入りたいと思ったのがAIUEOでした。

画像6

AIUEOの雑貨の定義
「ハッピーをあなたから」
"あなたと、あなたの大切な人をハッピーに" という意味が込められています。プレゼントしたくなる。わくわくする。そんな気持ちを大切にものづくりをしています。
...
「AIUEO のロゴマーク」には
雑貨であっても、誰かにとってはダイヤモンドくらいの価値になるようなもの...という気持ちが込められています。
(AIUEOホームページ "ABOUT US"より)

AIUEOは当時デザイナーが5人いて、みんなそれぞれ違う個性でそれぞれのアイデア、それぞれのデザインでものづくりをしていました。
そして一緒にAIUEOのデザイナーとして入った同期の子と私で、6と7人目のデザイナーになりました。

スクリーンショット 2019-12-11 5.10.55

▲はじめての商品 「clear pack」2013年

そんなにやりたいことがはっきりしてるなら、会社に入らなくたって良いんじゃない?と少し思ったりもしましたが、自分ひとりでものづくりはいつでもできるけど、チームでものづくりは仲間がいないとできない、そして、たくさんの人に作ったものを届けるためにも、ものづくりをしているチームに入ってそれは大学を出る今しかないと思って就職することを1番に考えていました。

運良く、AIUEOの1人として席を設けてもらって、
修学旅行ぶりの京都、はじめての一人暮らし、
AIUEOでの楽しくて、ヘンテコで、愉快なものづくりの日々。
AIUEOで過ごした日々はかけがえのないものです。

画像9

▲AIUEOのアトリエ 京都の岩倉にあります

社員として最後に、絵本を描く機会をもらって、夢の1つだった絵本を描きました。
これはいつものAIUEOのものづくりとは違うものづくりで、はじめて自分の名前が載るものでした。
いろは出版の出版部の編集とアートディレクターと作り、普段のものづくりでは気づけなかったことを言葉にしてもらって、とても自信がついたのと、得意なことを持ち寄りいろんな頭でひとつのものを作ることがとても面白くて、外の世界に出てみようと踏み出せたきっかけでもありました。

画像7


退職して
やっぱりあの時就職しないでチームに入らずにいたら
みんなで作る面白さも、大変さも、驚きも、知らずに、
キュートで素敵な人たちにも出会えずに、
29歳を過ごしているかもなと思います。
さっきラジオで
友達って、一緒にいた時間や濃さではなく同じ景色をみてる人のこと
だと言っていました。
AIUEOは私にとって友達だなあと勝手に思っています。
たくさんの幸せな気持ちに気づかせてくれたのもAIUEOでいろは出版です。

いろは出版で出会った人、AIUEOを通して私のことを知ってくれた人、これから初めて会う人にもびっくりしてもらえるくらい、私はものづくりでたくさんの楽しい気持ちを形にしていきたいと思っています。

引き続きAIUEOの雑貨デザインは外部デザイナーとして続けながら、自分のものづくりをしていきます。
これから楽しみです。

画像8

▲最後に住んでいた京都の家の丸窓から日比さんにフィルムカメラで撮ってもらったお気に入りの写真

いろは出版株式会社↓

雑貨ブランドAIUEO↓


カメラマン日比さんのinstagram↓

わたしのinstagram↓

わたしが作ったものを並べているオンラインショップ↓


サポートしていただけるととても嬉しいです。うきうきを形にするための活動費にさせていただきます。