突如はじまる質問攻撃、そのとき母は。
そう、それはいつも突然に。
てことでまずはこちらをご覧いただきたい。
娘が ○? 枠? を描けるようになった。
(雑すぎるミッキーたちはスルーで。)
っんだよ! そんなことかよ! と思われるかもしれないけれど、そう、そんなこと。
ぐりんぐりんに殴り描きするだけだった娘が、いつのまかペンを器用に動かして○を描けるようになった、
そんなことで感動しちゃうのが私。
で、純粋にすごいと思ったから娘にその気持ちを伝えたのであります。
「すごい! 前まで○描けなかったけど、描けるようになったんだね! ママ感動ー!」
すると私の顔を見上げて娘が言う。
「ママ、『カンドウ』ってなに?」
でた。
「え? あ、カンドウってねー…… この場合だと『とっても嬉しい!』ってことかな!」
我ながら無理やりすぎる説明。
すると再び、私の顔を見上げて娘が言う。
「ママぁ、『ウレシイ』ってなに?」
ぐはっ。でた質問返し。
ぐぬぬ……。
ウレシイ、ウレシイ、ウレシイ……。
「ウレシイ」って、何だ?
と、変に考えすぎるともうおしまい。
簡単に説明できそうなのに、途端にどう説明すればいいのかわからなくなってしまう。
考える私。
答えを待つ娘。
脳みそをフル回転しても、それらしい説明が見つからない。
ウレシイ、ウレシイ、ウレシイ……。
すると結局、
となる。
考えることを放棄した、私の脳みそ。
「『ウレシイ』って、嬉しい!ってことだよ!」
もはや説明になってない説明で乗り切った。
翌朝、娘が再び ○で絵を描いた。
「パパだよお!」
娘が初めて描いた似顔絵に喜ぶ夫。
「お、おおー!ありがとう、嬉しいよ」
そう言われて、娘も嬉しそうだった。
これこれ、「嬉しい」って、こういうことだよ!
だけどうまく説明できないいいー!
と思いながらふたりを見ていた。
と、そんなかんじで。
また突如ふりかかってくる新たな質問に
思考停止を繰り返す日々。
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