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彼女の辞書に「手加減」はない

 
大至急、追加してほしい——。  
  
    
 
当然と言えば当然だけど、
現在2歳の娘は、
力の加減というものを
まだ知らないらしい。 
 
自分がどのくらいの力を入れたら、
相手にどのくらいのダメージを与えるのか。
    
頭の中でイメージできていないのだろう。
          
 
例えば、娘が私のお腹に乗って
いちゃこいてるとする。 
     


すると、いちゃこいているうちに
     
だんだん楽しくなっちゃって
   
ヒップドロップを喰らわしてくるのだ。

 
ヨッシー顔負け。痛恨の一撃。 
 
「痛っ!」 
 
思わず声が出るけれど、
やめるどころか
さらなるヒップドロップをかましてくる。 
 
痛いんです、これが。 
 
他にもある。
背後からいきなり肩にずどーんと
のしかかってきたり、
がぶっといきなり噛んできたり。 
 
今日は、お風呂の時間に
娘の横で頭を洗っていたら、
娘が振り回していた
ぞうさんジョウロが
私の頬骨にスパコーン! 
 
痛いんです、これが。 
 
「痛いからやめて!」と言っているのに
おかまいなしな娘を見ていると 
たまにカチンとくる。 
    
だってほんとに痛いもん。 
私の体力がもたない。
 
とはいえ、まだ2歳。
力の調節って、難しいよね。 
 
それに、この痛々しい戯れも
あと数年もすれば、
「今となっては〜」
なんて言いながら思い出すんだろうね。  
  
      
 
にしても痛いんです、これが。 
 
で、大人の私でさえ痛いから、
保育園でクラスの子に対しても
同じくらいの力で悪ふざけしてやしないか
心配になるのだけど。
 
幸い、今のところ
先生からそのような報告はない。 
 
  
 
……ん?  
 
 
 
てことはあなた、
力の調節の仕方、知ってるの……? 
 
       


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