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私はわたしのいちばんの理解者でありたい

旦那さんが単身赴任中のお母さんってすごい。 
 
年子のお母さんってすごい。 
 
双子のお母さんってすごい。 
 
何人も子どもがいるお母さんってすごい。 
 
保育園に頼らず、24時間365日毎日子どもと過ごすお母さんってすごい。 
 
シングルマザーで、ひとりですべてやりくりしているお母さんってすごい。 
 
なのに私は。 
 
なのに私は、 
 
夫は帰りが遅いとはいえ毎日家に帰ってくるし、 
 
娘ひとりしかいないし、 
 
平日は保育園に頼っているし、 
 
フリーランスでだいぶ自由な生活だし、 
 
究極に困ったら夫に頼ることができるのに、 
 
なんでこんなに娘にきつくあたってしまうのだろう。 
 
なんで私ってこうなんだろう、 
 
本当にダメな母親だ、と。 
 
一時期、そう考えては本気で落ち込むことがあった。 
 
極端な話、今も世界のどこかでは、いつ銃弾がふってくるかもわからない環境の中で子どもを育てている人たちがいるのに、 
 
私はこんなに平和な環境で不満を持つなんて、と。  
 
 
     
   
 
今思うと、なんてナンセンス。
 
たしかに↑みたいな家庭のお父さん、お母さんを心底尊敬する。 
 
だけど他の人と自分を比べて落ち込むなんて、
 
自分で自分の首を締めていたとしか思えない。 
 
そんな悪き習慣がなくなったのはなんでだっけ?と振り返ったけれど、これというきっかけを思い出せない。  
 
けれどもとにかく、「母親として不完全な自分」を受け入れるようになったら、ずいぶん育児が楽になったように思う。 
 
そもそも完全な母親ってなに。
  
 
 
     
     
夫は間違いなく最大の理解者だけど、普段の私と娘の生活を見ているわけではない。 
 
だから私は、わたしのいちばんの理解者でありたい。 
 
「いつもお疲れ、がんばったね」と甘やかせる人でありたい。 
 
「ああダメなやつだ」と終わらせるのではなく、少しでもがんばった自分を認めた方が建設的で、 
 
自分の至らなかった点を反省しつつ、「明日もがんばろう」とポジティブな気持ちでその日を終えることができたら、 
 
次の日はまた、たくさんの愛情を持って娘に接することができると思う。
  
   
 
 
 
というわけで、 
 
「一体なにごとですか今日は?」という勢いのわがままっぷりを幾度となく発揮し、 
 
ベビーカーの上で久しぶりの海老反りを披露した娘に眼球がひっくり返るくらい白目になった本日。 
 
仕事もようやく落ち着いたし、自分お疲れってことでひとりワインを飲む。 
 
こういう時間が非常に重要。
 
明日からまたがんばるぞっと。


 



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