【あおもり紀行】第12話。迷ヶ平はエデンの園!?地上の楽園は青森県にある・・・のか?
私のウェブサイト、津軽スタイルをようやくリニューアルできたので、また書いていくことにします。さて、何を書くべが。
去年の秋、紅葉の撮影のエピソードから始めたこのあおもり紀行。弘前から始めて南部、下北まで撮ったのに、十和田湖を書いた時点で冬になってまったから、いつまでも紅葉ネタ書くのもな~ってことでストップしていた。秋が近づいてきたから、南部編を書いていこうか。
「迷ヶ平」はエデンの園
さあ、本日の不思議の舞台は「迷ヶ平」!
そこはなんと「エデンの園」と呼ばれている謎多きスポット。エデンの園と言えば聖書の天地創造に書かれている、神によって作られた最初の人、アダムとイブが住んでいた聖地。アダムとイブは食べてはいけないと言われていた知恵の実を食べてしまったことで、エデンの園を追放され、人類は苦しんで生活の糧を得なくてはいけなくなってしまったという物語。そしてなんとエデンの園は、日本の!青森県の!迷ヶ平だった!
周辺には、十字架につけられて死んだはずの「キリストの墓」や、エジプトのピラミッドよりも古い5万年前に作られた「大石神ピラミッド」があり、迷ヶ平が登山口になっている十和利山はピラミッドだと言われている。果たしてこれは偶然だろうか。
そんな謎だらけの「迷ヶ平」が本日の舞台。ふしぎ発見!
迷ヶ平は「まよがたい?」「まよいがたい?」
とまあ、別にミステリーハンターをしたいわけではないのだけれども、後で調べてみたら迷ヶ平がエデンの園だと言われてるというので、わいは!って思ったわけです。まんず青森ってミステリー!
さて「迷ヶ平」ですが、「まよいがたい」と読んでしまいそうだけれども正しくは「まよがたい」。こんな名前がつくってことは迷いやすいところなんだべな。「迷い難い」ならよかったのに。迷いやすいのか迷いにくいのか、読み方で印象が変わってしまうミステリースポット。
迷ヶ平は、十和田湖から新郷村に行く途中にある。十和田湖と新郷村を結ぶ国道454号線と、田子町方面へ向かう県道21号線や、鹿角市方面へ向かう県道128号線が交差する交通の要所だ。だから迷うんだべな。
迷ヶ平自然休養林
青森県と秋田県の県境で、あたり一体が「迷ヶ平自然休養林」に指定されている。「自然休養林」は1968年(昭和43年)に林野庁が定めた森林区域で、国有林をレクリエーションで活用しようというもの。2002年時点で全国に91か所設置されている。ハイキングや登山のために歩道を整備したり、キャンプ場やスキー場、ホテルやロッジ、山小屋や避難小屋などの宿泊施設もあるところにはあるらしい。青森県には「津軽十二湖」「眺望山」「迷ヶ平」の3か所設置されている。
詳しいことは林野庁のリンクを見でけれ。
津軽十二湖
眺望山
迷ヶ平
緑の回廊
迷ヶ平の北側には、東北の百名山に指定されている「十和利山(とわりさん)がある。迷ヶ平が登山道の入口で、広い駐車場やトイレも整備されている。タケノコや山菜、キノコを採りに入る人も多いらしい。
十和利山はきれいな三角形でピラミッドだと言われている。そしてなんと!東北森林管理局のウェブサイトにもピラミッドだと書かれている!
国がピラミッドだと認めたということか!?
本州最悪の十和利山熊襲撃事件
今からさかのぼること6年前。十和利山では恐怖の事件が起きていた。それが「十和利山熊襲撃事件」だ!
2016年(平成28年)5~6月。タケノコや山菜採りで入山した人々が人食い熊に襲われ、4人が死亡し、4人が重軽傷を負ったという、本州では最悪、日本全国でも3番目に被害が大きかった事件だ。
一度に8人ではなく、別の日に、それぞれ山に入った人達が人食い熊に襲われ食害された。
詳しい内容はプレジデントオンラインの記事を読むべし。おっかねぇ話だから、山に入る人は読んでおいた方がいいびょん。わぁも、写真撮るときは熊には気をつけねばまいねなと、この記事を読んで身振るいした。
なんかここワクワクするぞ
実は、迷ヶ平のことはなんも知らなくて、たまたま通りがかっただけだった。奥入瀬渓流の紅葉を撮りたかったんだけど、さすがに11月だと遅すぎてガッカリ。したばって、こういう機会でもなければ、紅葉が終わって雪が降るまでの晩秋の奥入瀬渓流を撮ることはなかった。これはこれでイガッタ。
十和田湖から新郷村に向かっていたら、開けた土地があった。
「なんかここワクワクする」
なんとなく楽しそうな感じがした。
ドライブインを見たからか、車が何台か停まっていたから何かあるのかな~と無意識に思ったのか、登山やハイキングの人が楽しそうな雰囲気を出していたのかは分からない。でも何やら楽しそうな雰囲気を感じ取ったから停まってみることにした。
あたりを見回してみると、そこにあるのは
ドライブイン
自動販売機
公衆トイレ
駐車場
看板
。
やっぱりドライブインだべな。楽しそうなオーラが漂っている。これまで利用してきたお客さんの楽しかった想いがあふれているんだべが。
ドライブイン迷ヶ平しもに
お店の名前は「迷ヶ平しもに」。入口付近でお店の人が焼き鳥を焼いていた。煙バンバンだけど、それがまたそそる。横目に見ながらお店に入ってみると広かった。炭火で炙られている串もち、おでん、お惣菜などが売られている。ラーメンと山菜そばが注文できるようだ。飲食スペースの他にもタケノコやキノコ、ハチミツなどを売っていた。
ラーメンを注文した。山菜がのった、昔ながらのあっさりしたラーメンだ。昔ながらといっても東京あたりと青森県内の「昔ながらの味」は違う。ダシはもちろん、スープや麺に使う水も違うし、しょう油などの流通している食材が違うのだから、完成品の味も違うのは当然と言えば当然。店によって味は違うんだけど、どの店にも共通するような味があるのは、なんでだべな。
この山菜がのったラーメンは本当においしかった。コンビニやスーパーの弁当ばかりを食べていたということもあるけれど、しみじみと身体がおいしいと言っていた。食べ終わってしまうのが残念だった。
最後に迷ヶ平の伝説を紹介します。しもにの外に書かれていたんだけど、たんげオモシロイ。こんな冒頭で始まります。
「なに!!オメェーは誰だってが!エーガ、耳の穴かぽじいで、よく聞げよ。オレサマの名は”マヨガザウルス”だ!!。なにが文句でも、あるのがよ。これから、このオレサマが、迷ヶ平の伝説を教えるがら、聞きたいやつは、聞け!!・・・」
あどは自分で行って見てケロ。
〆
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