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2024 お祭りの京都の旅・1はじめに



京都国立博物館で開催の“雪舟伝説展”は気になっていた。
雪舟といえば、あの雪舟である。
重森三玲が復元した東福寺塔頭分陀院の主庭の作者だ。
絵のことしか知らなかったハトにとって、それは衝撃の出会いだった。
思い詰めたハトは昨年11月に山口県も訪ねようとしていたのだが、その計画は時間が取れないのとその土地での国宝寺院が修理中で見れないので、「今じゃ無いんだな」と、諦めたのだった。結局その秋は京都へ行くことに。(2023霜月の京都・重森三玲の庭をもっと観たい旅シリーズ)
前回の京都旅にて主たる目的の重森三玲をほぼ観れたし、とても観たかった霊雲院も観れたことだし、残りの作品は退職後じゃないと無理っぽい…ということで、本当はこの5月の京都行きは無しにしようかとも思っていたのだ。

だがしかし。
結果として行くことにした。
母の事が済んで、間を置かずに伯母の事が始まり、埃だらけの中で沢山のモノを捨て続ける作業に心が疲弊してしまったのだ。

「美」を見なくては。心に養分を与えなくては。

“雪舟”を見よう。だからこそ今回も京都。
もう、いっそのこと5月と11月には京都を訪れることに決めてしまおうか。

真ん中に立って記念撮影できるパネル



行くと決めたからには有給休暇の申請、今回は5月15〜16日となった。続いて宿の手配、いつものところである。観光客本格増加のニュースは知っているので宿代高騰を覚悟していたが思ったより、な、お値段。続けて夜行バスの手配。今回は朝6時の到着便をチョイス。後は帰りの交通手段。いつものように東海ツアーズさんの“ぷらっとこだま”にしようかとwebを検索していると、“EX”ナントカというサイトを発見。(今ググったら“スマートEX”だと判明)こちらだと早割を利用でぷらっとこだまとたいして変わらないお値段(+1090円だった)でのぞみに乗れる…
ちょっと悩みつつも、こちらを利用。
ということで往復交通費と宿代で21000円で納まった。


お次はスケジュールを決める。
とにかく疲れ果てていたので「雪舟展だけでいいや〜」くらいの気持ちでいたのだ。
そんなところにnoteでご縁をいただいた“ひばりん”さんから
「京都国立博物館へ行くなら智積院さんもおすすめですよ〜」と。

ちしゃくいん、と読むのも知らなかった、ハト。ひばりんさんのnoteの記事を読ませていただくと、お庭もステキだし、長谷川等伯の障壁画も。この障壁画、少し前に“美の巨人たち”でやっていたはず。(これも調べたら今年の3月30日、テレビ東京。タイトルは“新美の巨人たち”だった。ちなみに“美の巨人たち”では2017年10月14日にも放送されていたのだとか。)ハトにとって等伯は出会いが東京国立博物館での“松林図屏風”なのだが、まだ30そこいらだったハトの脳天が撃ち抜かれた作品だ。どこかの新聞に大写しで掲載されてていたのを当時通っていたカフェのマスターが見せてくれたのだ。
思えばそれまでのハトは洋画と現代画ばかりで、それどころか日本美術を知りもしないのに避けていたのだった。
そんな出会いの長谷川等伯。
よし、智積院も行こう。

本物は“宝物館”にて。


まずは雪舟、ランチを挟んで智積院だな。
では二日目はどこへ行こうか。



特別公開で何かあるかと改めてネットで調べると5/15は賀茂祭ではないか。
なんというご縁。
ハトはnote記事にしていないが、2000年には下鴨神社、2022年には上賀茂神社を訪れているのだ。
ちょうどお祭りだし、見ようではないか。
そうすると雪舟は2日目になってしまう…まあいいか。

こうしてお庭やら1番見たいものを後回しにするプランとなってしまった。


出来上がったプランはこんな感じ。

15日
6:00ごろ京都到着。
地下鉄一日券を購入、四条へ。
荷物をコインロッカーへ預け、朝ごはんを。志津屋三条店かホリーズカフェ室町店で。
地下鉄で東山駅へ移動、平安神宮を参拝、神苑へ。
10:00過ぎたら京セラ美術館へ村上隆展を観る。
ここでランチ休憩。
その後地下鉄で北大路駅まで移動。歩いて加茂街道を北上し、ここぞという場所で葵祭の行列を見物。
四条駅へ戻り、荷物を取り出してホテルへ。
その後夕飯に出かける。

16日
京阪で七条へ移動
豊国神社へ。
朝ごはん食べるかも
雪舟伝説展
ランチ休憩
智積院
体力次第だが一保堂へ行きたい。
これも体力次第なのと混雑次第だが錦市場の湯波吉で買い物
京都駅へ移動、帰路につく

さあ、出発。
横浜東口バスターミナル、23:15
松尾大社で覚えた、“ブラシの木”を発見。
多分、浜松SA。02:27

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