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どうせ、人生はムダだらけ。ムダじゃないものなんてないのだから。


 欲しい古本のタイトルが決まっている場合は、ネットの古本屋のほうが便利だ。検索のほうが簡単だから。迅速で、物理的な移動がない。交通費もかからない(その代わり、送料がかかる)。
 ただし、古本屋巡りには古本屋巡りの醍醐味がある。私は散歩するようにしょっちゅう古本屋に行くが、そうすると、見たことも聞いたこともないような本との偶然の出会いがしばしばあるのだ。これがリアル古本屋探索の醍醐味である。
 このあいだも、イーディス・シットウェル詩集「凍るモー」という本を見つけた。
 「T.S.エリオットと併称されるイギリス詩人」との惹句に惹かれ、目が離せなくなった。
 
 というわけで、古本屋は、お金が吸い込まれていく危険領域でもある。お金が足りない。ま、でもいいではないか。ムダ使いしても。どうせ、人生はムダだらけ。ムダじゃないものなんてないのだから。

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