【しゅん】診断。
30歳の時に、僕は脳の病気「脊髄小脳変性症(指定難病18)」と診断をされました。
脳の運動失調障害が僕の持つ病気の症状です。
バランスが取りづらく、特に階段の昇降時にはふらつきが見られます。
口が回りづらいのも特徴の一つです。人前で話すことが嫌になります。
最も愕然とさせられたことは、「子供にも遺伝する可能性がある」ということ。
僕の今の症状は、極めてゆっくりと、徐々に身体(脳)を蝕みます。
一生付き合っていかなければ、と覚悟しました。そして子供は作らないと決心しました。
夜中に母が泣く姿を見て、難病になんか負けない!と思ってはみたものの、事実を受け入れるには時間がかかります。
けれど日常はすぐにやってきます!意気消沈する時間はありません。
学校に診断書を提出したリ、恩師や親友に報告をしたりと忙しい日々が始まりました。
いくら日常生活を普通通りに送ろうとしても、やはり時間のかかってしまうこと、別のルート(選択肢)を探さなければならないこともあります。そんな時、部屋でひとり落ち込むこともありました 。
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