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リソースを管理する1:時間管理

時間管理としてやるべきことを端的に言うと、「ハピネスサイクルへふり分ける時間を最大化する」ということです。幸福を実感する瞬間をなるべく長くする、ということと同義です。

そのための打ち手は以下の3つです。

1.できるだけ多くの活動をハピネスサイクルに含める

2.メンテナンスサイクルの活動はなるべく時間短縮する(効率化する)

3.ストックサイクルの活動はなるべく時間短縮する(効率化する)

それぞれ見ていきましょう。

1.できるだけ多くの活動をハピネスサイクルに含める

これは、日々の生活の多くの場面で幸福感を感じられるようにする、という打ち手です。例えば、食事、掃除、お風呂、運動、子育てといったメンテナンスサイクルの活動に幸福感を見出すということです。おいしいものを食べたり、綺麗になった部屋に満足感を覚えたりすることです。

上記において大切なことは、おろそかにしないということです。一回一回の食事に幸福感を感じているか、しっかりと自分の心を観察する必要があります。時間がないなどを理由に、ただ空腹を満たす食事を継続すべきではないと思います。

食事の前に「いただきます」と言って、つくってくれた人に対する感謝の気持ちを持つことも、幸福感を高めることにつながります。また、味が良さだけを優先せず、体への負担が少ないものを食べることも大切です。食器や誰と食べるか等、様々なことにこだわることがより幸福感を高めているか自分を観察することは大きな価値があります。

そして、”おろそかにしない”という姿勢は掃除など、他のすべての活動にもあてはまります。ポイントは、実感としての幸福感があるかを観察し、どうすれば高めらえるかを工夫し続けることです。

ストックサイクルの活動もハピネスサイクルに含めるべきです。特に、仕事は時間リソースを多大に必要とするため、この時間に幸福感が感じられると人生の質は大きく高まります。

これまでの経験を通し、仕事を通して幸福感を感じるために有効だと考えることは以下の通りです。

1.意義を見出す(意義が見出せることを仕事にする):仕事を雑事として捉えず、個人的な意義のある活動として取り組むことは人生を豊かにします。視点を変えるなどし、認識を新たにすることで、現在の仕事に意義を見出すことができるかもしれません。また、現在の仕事以外に明確に意義が感じられる対象があるのであれば、転職も有効な打ち手だと思います

2.尊敬できる人と働く:人間関係は非常に重要な要素です。何をするかよりも誰とするかの方が幸福感への影響が大きいように感じます。

3.チャレンジする:できてあたり前のことばかりをしていると、幸福感が低減するように感じます。ドキドキできるような目標を設定し、達成のために努力することは幸せなことです。

4.主体的に学ぶ:新しいことを知ることは喜びです。受動的に、浅く学ぶのではなく、好奇心をもって主体的に学ぶ姿勢を持てば、仕事は発見の連続となり、幸せな時間となります。

次回は、「2.メンテナンスサイクルの活動はなるべく時間短縮する(効率化する)」を考えます。

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