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娘が産まれた日のこと | 前編


38週0日ーーーーー。
娘が産まれた♡

この日はわたし達夫婦にとって一生忘れられない
大切で濃い1日になった。


▽前日夜

この日もいつも通り、
妹カップルとマリオカートの通信をして遊んでいた。


就寝準備をしてベットに入った後
特にお腹の痛みや違和感も全く無かったのだが、
寝る前に夫にこんなことを話したのを覚えている。

「もしも、寝ている間にお腹が痛くなったら
起こしていいの?」
「うん、いいよ。」




▽自宅

ーーー当日朝

夫はいつも通り出勤。

「行ってくるね。」
「行ってらっしゃい。気を付けてね!」


この会話の数時間後に病院へ向かう連絡をすることになるなんて
この時のわたしには想像もしていなかった。


いつも通りの時間に起床して、テレビをつけて
洗濯機のスイッチを押して朝食を食べる。
食べ終わって落ち着いたら血圧測定。

産休に入ってからの毎日と変わらないルーティーン。
家事も落ち着いたとこでトイレに行くと
血が混じっているような感じ…



ーーーん?んん!?



一旦、落ち着こうと思い気にとめないようにして
他のことをして過ごした。
再びトイレに行くが、やはり血が混じっているような感じ……



ーーーーーん?これって所謂”おしるし”ってこと??
とりあえず病院に連絡してみよう。

入院用のバックから病院のしおりを出して電話。
「念の為、来てください。」と言われた。

とりあえず、入院用のバックはいらないとのことで
受信できる程度の荷物をリュックに入れてタクシーで向かう準備をした。
(その時のわたしはまだ動ける状態だったので、
電車で行っていいか?と聞くがNGを出されたので仕方なくタクシー。)


念の為、と思い
水筒に水を入れて用意したり、干したばかりの洗濯物も取り込む余裕すらあった。
リュックの中には相棒のぬいぐるみも入れた。
(良い大人が大人気ないが気にしないで頂きたいところ)


この日、予約していたアイサロンにキャンセルの連絡。



テンパってて、
タクシーを家の正面の通りではなく裏の通りに呼んでしまった。
(タクシーGOアプリを使用したらGPSでピンを使って呼んだ為)

タクシーの中では少しドキドキしたがまだ冷静で家族に連絡をした。
病院が近付くと緊張してお腹が痛いような気持ちになっていたが
タクシーのオジサンが世間話をしてくれて和んだ。




▽病院到着


電話してから50分後…

病院に到着し、総合案内で内容を伝えると
病棟の方が迎えに来てくれるとのことで車椅子に座って待つことになった。

人生初の車椅子……。
「まだ歩けるのになーーちょっと恥ずかしいなぁ。」
と思いながら座って待った。


病棟の方が車椅子を押してくれて分娩室に着いた。
(陣痛室分娩室がひとつになっている)
診察台に座って診てもらうとやはり"おしるし"と診断。

まだ破水していないのでお腹の張りを測ることに。
3-40分くらいベルトの機械を付けて測定。
測定が終わる頃になんだか尿漏れのような感覚…。


とりあえずナースコールで看護師さんを呼ぶ。
ーーー破水したーーー
病院到着から40分後の出来事だった。



▽破水

破水したので入院することが決まった。
夫と家族に連絡を入れる。

夫は職場から急いで退勤してくれるとのこと。
入院バックを持ってきて貰うようにお願いした。


昼食から病院食が出た。
メニューは
スパゲティ、コンソメスープ、白身魚、野菜のクリーム煮、ヨーグルト

空腹だったわたしはペロッと完食した。
「美味しかった〜。」なんて
連絡をするくらいに余裕があった。

落ち着いている間に数日後に予約していた
美容院にキャンセルの連絡。

産前最後に行きたかったなぁ〜〜(涙)


昼食を食べて、しばらくすると
少しお腹が痛いような感覚が出てきた。
ーーー陣痛だ。破水から約2時間後の出来事だった。


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