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『独学大全』の各技法を活かすアイデア集(全7回)

はじめての投稿です。といっても以前のブログから,
コロナ禍のなかでオンライン授業となり,在宅勤務で煮詰まっていたとき見つけたのが,オンラインの読書会でした。

とある読書会の課題本が読書猿さんの『独学大全』(2020年)でした。その時のブログを7回分,記事にします。

課題本といわず,わたしが書店に出向き本を購入するのは実に数年ぶり。アマゾンのKindle電子本と校費の紀伊國屋書店さんにお世話になりっぱなしでした。

課題本は,読書猿さんの『独学大全』(2020年)


この『独学大全』,電話帳なみの分厚さです。価格は3080円とおいそれと手が伸びる金額とサイズではありませんが,未だに類書(はない)にない輝きを持っています。

本文中にある各技法は,実際に手にして読んでいただくとして,読者および興味のある人向けの各技法を「活かすアイデア」をまとめました。

これから学生時代にやりたかったことをもう一度,あるいは新しい領域を学びたいという「リカレント」を目指す方にも参考になると思います。

以下,

全7回の見出しです。

  • 第1回 知的生産本の流れ:若手のかたはご存知ないかもしれない非デジタル時代の知的生産本のいくつかを紹介しました。

  • 第2回 技法9から15まで:逆説プランニングから会得(海外の読書会事情)

  • 第3回 技法16から27まで:カルテ・クセジュ,KJ法(人類学者の川喜田先生です)から26.書籍探索(電子ジャーナル,オープンアクセス)まで

  • 第4回 技法28から33まで:引用マトリックス(出典・引用)からトゥールミン・モデル(対話技法)まで

  • 第5回 技法34から46まで:転読(文献の多読)からコーネル大学式ノートまで

  • 第6回 技法47から55まで:想起練習(発想法)からデータ分析やメタノートまで

  • 第7回 独学の土台と付帯情報(第4部):語学(東外大言語モジュール)からMOOC(ムーク)や海外の放送大学事情まで

オンライン読書会にはご本人ではなく,担当編集者の方が特別参加されました。著者の読書猿さんからは編集者経由の質問者への回答というかたちで読書会参加者へのフィードバックがあり感動しました。この『独学大全』シリーズの全7回は,どの回もとてもよい読書会でした。

読書猿Classic

すでに著者のファンの方もたくさんでしょうが,回答によるとご本人はあくまで企業にお勤めされていて専業ではなく,執筆はなんと朝夕の通勤時間と土日のみ。2008年からのブログ「読書猿Classicを10年がかりでこの大部の大全本にまとめあげたとのこと。日々の研鑽と執筆パワーに脱帽です。


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