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届かないイトバナシ2020春夏の新作への思い インドのロックダウンを受けて

1.インドからのメッセージ
2.日本の葛藤、インドの葛藤
3.itobanashi2020春夏コレクション
4.インドの職人のために今、できることを

インドからのメッセージ

イトバナシやフミカ(代表の伊達)とは、
とても素晴らしい思い出があります。
彼らは複雑な刺繍ストールをオーダーしたものです。
そのことで、
私たちの職人グループは技術をお金に変えることができ、
ライフスタイルを好転させる一助となったのです。
生産者グループを訪問した際に、
技術の隅々まで理解してくれたことで、
信頼関係が深まりました。

コルカタのイトバナシ インドチームSashaのritaからのメッセージ

日本の葛藤、インドの葛藤

イトバナシのインドチームの一員が住むインドのロックダウンにともない、コルカタ地方とラクノウ地方で生産した新作の一部が日本に届いておりません。

2シーズンぶりの新作発表に向けて1年前から準備を進めてきた新作の2020春夏シリーズ。

生産と検品を終えて発送までもう一歩というところでロックダウンが始まり、日本への輸入が止まってしまっています。
自信を持ってお届けしたい新作だけに、本当に悔しい気持ちでいます。
そして、時間をかけて丁寧に刺繍をして作品を仕上げたインドチームのみんなも、私たちと同じように悔しい思いをしているのです。

イトバナシのインドチームsashaからのメッセージにもあったように、日本からのオーダーは、職人たちの生活の糧となっているのです。
まずは、春夏コレクションの販売を進めることで、秋冬やその先のコレクションで、インドのチームと一緒にものづくりができる環境があることを、彼らと共有することで、共に前を向きたいと考えています。

itobanashi2020春夏コレクション

2020春夏シリーズの中でも、イチオシでピックアップしているのがアジュラク リバーシブルドレス。

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全部で17という工程を経て自然染めにて作られるカッチ地方のアジュラク染めに、これまで何度も制作を行い深い関係性を構築しているコルカタのチームによるカンタ刺繍を組み合わせた特別な逸品です。

アジュラク染めは裏側まで色がしっかり入るので、リバーシブル仕様にし、お客様のお好みで様々な表情をお楽しみいただけます。

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それ以外にも、インドの宮殿をイメージした幾何学模様の美しいストール

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日々の素朴な暮らしをデザインに落とし込んだストール、

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シルクの質感が艶やかなブラウス、

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たっぷりとしたモダール生地が煌くスカート

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などを準備しています。

インドの職人のために今、できることを

イトバナシとして、インドの職人のために今、できることを考え、ロックダウンの影響で未だインド国内から輸出できていない2020春夏商品の予約販売をはじめました。
インドの職人たちは手を動かすことを生業としていますが、秋以降の仕事について先の見えない状況が続いており、不安が大きくなっています。
そんな彼らに「あなたたちの手仕事を待っている人たちがいる」と伝えられる方法として、予約販売を行うことにしたのです。

代表だてふみかと副社長の杉川の思いを動画におさめました。

今回、予約対応させていただきます新作はこちら

世界中の移動が制限されている今だからこそ、やるべきコミュニケーションを作りたいと思います。

イトバナシ だてふみか

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