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コンディションの構造

スポーツでよく聞かれるコンディション、「今日はコンディション良い」とか聞かれ、試合前にコンディションを整えるのに「ルーティン」と呼ばれる決まったをしている人も。

練習の時だけしっかりトレーニングして、その他の日は何も意図せず生活していれば試合当日のパフォーマンスはあまり良くない、コンディションが悪い、ということを容易に想像できます。

では「コンディション」とはどのような要素でどのような関係性があるのでしょうか。

スポーツにおけるコンディションの構造を分析していきます。


<コンディションとは>

・状態や調子

・条件

(https://dictionary.goo.ne.jp/word/コンディション/ より引用)


「人の体」や「場所」「天候」の状態を表す状況で、幅広いものの状態を表します。「グラウンドの状態が最悪」や「天候が良い」など。

また、「コンディションを整える」は、「調子を整える」や「状態を整える」ことを意味します。

これらはスポーツで使用されることが多く、本番に向けて身体の調子や精神状態を整えることを表します。

(https://biz.trans-suite.jp/54688 より引用)


コンディションと言ってもさまざまな場面で使用される言葉であり、スポーツでは、心身の調子や試合環境などの状態、条件で使用されることが多いです。

試合前は、身体的な面ではどこか故障している部位はあるのか、お腹の調子が悪かったり。精神的な面では、プレッシャーがあったり、緊張しすぎて眠れなかったり。

試合中でも、野球ではマウンドに投手が上がるのにどの足から行くか決めたり、サッカーではプレースキックの動作を常に同じにしたり、自然と条件を整えていることも。

では、コンディションはどんな要素によって構成されているのでしょうか。
今回は、心身の調子にフォーカスして分析していきます。

<コンディションの構造>

目的:コンディションがスポーツに与える影響について分析し、大事な試合、試合中などに向けたコンディショニングの一助となる。


大事な試合での心身のコンディションは、勝敗に影響を及ぼすため、今回は階層型を使用していきます。

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試合でのパフォーマンスは、コンディションに影響を受けます。

心身のコンディションも、身体的や精神的な側面、身体的な側面も柔軟性や筋力、バランス、持久力などさまざまなものがあります。

さらに、日常生活での過ごし方や食事、睡眠、学生であれば学校生活(友人関係や学校での成績含む)、社会人であれば仕事など、パフォーマンスに影響を与えるコンディションは無限にあると言えます。

また、量的に測れるものであれば数値で表すことで可視化することができます。すると、自分の主観でのコンディションと客観的にみるコンディションとにどの程度のギャップがあるのか把握することができます。

逆に、数値だけを毎日みて定量かできていることが真実かと思いきや、それを無意識的に思いこむ習性がつくことも。

スポーツの現場では、数値化し表す量的なもの、感じるか感じないかなど数値化することができない質的なものも大切です。

自分自身のコンディションを整えていく際に、感覚的な、心理的な側面も大切にしていきたいですね。


ここで一つ、展開型を使用して、スポーツに欠かせない「水分」について、構成要素をあげて関係性をみていきます。

<水分の摂取について>

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水分摂取には、量と種類、頻度が重要かと思います。

<水の必要性>

成人の体の55~60%を水分が占めています。主に脳、腸、腎臓、筋肉、肝臓などの臓器・組織中の水分含有量は80%と比較的多いです。

また、水の働きとして、物質の溶解、物質の運搬、体温調節があります。

栄養素は吸収しやすい形に分解され、代謝され、その代謝反応は水に溶けた状態で行われます。

体内の物質を細胞まで運んだり、また不要になった老廃物も尿から排泄します。

水は比熱(1g当たりの物質の温度を1度上げるのに必要な熱量のこと)の高い物質で、温まりにくく、冷めにくい性質があり、体温を一定に保ってくれます。

(https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/shokuhin-seibun/water.html より引用)

最近では大腸菌と水分量・質が重要であることが言われています。

<水分量>

水分量については、試合中に飲む水分もとても重要ですが、普段から水分量を保つことは重要であると考えます。

(欧米の研究の成果によると水の必要摂取量の目安は生活活動レベルが低い集団で 1日2.3リットルから2.5 リットル程度、生活活動レベルが高い集団で1日3.3リットルから3.5 リットル程度と推定されています)

<水分の種類>

また水分の種類ですが、お茶やコーヒー、ジュースなどさまざまなものがあります。できる限り、水を飲むことがいいと思います。ジュースには多くの砂糖が使用されており、コーヒーも缶コーヒーであれば砂糖が使用されています。

お茶、コーヒーにはカフェインが含まれているので、利尿作用により水分が体外へ排泄されやすくなっているので、水分量を保つには水が効果的だと思います。

水もできれば、水道水よりは浄水器の水がいいですね。

<水を飲む頻度>

最後に、水を飲む頻度ですが、練習や試合の時だけでなく、普段から飲むように心がけることが必要です。普段からあまり飲まないと、前述したように内臓のコンディションに影響しますし、パフォーマンスに与える影響は十分に考えられます。

寝る前は飲み過ぎると、寝ている途中でトイレに行きたくなるので注意です。


水分についてのみ具体的に展開型を使用して構成要素を上げていきましたが、睡眠や食事もとても重要ですし、また柔軟性や筋力も欠かせない要素で、日常生活との関係性も大いにあると思います。水分と睡眠、水分と食事、水分と柔軟性、水分と筋力、といった形式で、さまざまなものが関係性を成しています。


自分のコンディションを最高の状態へと整える作業は、丁寧に細部までやっていきたいです。対戦相手や環境は自分ではコントロールできず、自分を変えていくことが大切です。

今回は心身のコンディション(具体的には水分のみ)ということでしたが、あらゆるものがコンディションに関わっているので、そのあたりの関係性も今後noteに書いていきたいと思います。


伊藤申泰


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