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衣料品を回収・堆肥化する循環インフラが始動 川島幸美の「リン」などが参加(WWD JAPANより) を考察

Hello! エシカルファッションを志し、
現在は主に日本で織・加工されたリネン生地を使用して服や小物を製作しているitoa.n.のイトアです

本日はアパレルニュースから1つをpick up
今回もWWD JAPANのこちらの記事から!


ニュースの概要 :植物性由来の合成繊維”ポリ乳酸”素材「ピエクレックス(PIECLEX)」の衣料循環システムが稼働

村田製作所と帝人フロンティアによる合弁会社・ピエクレックスが、衣料品や衣類雑貨の回収・堆肥化の実証実験を開始した。

ピエクレックスが開発したポリ乳酸素材を使った衣服や雑貨などを回収し、堆肥化して農業や林業に生かして社会に循環させる。

実証実験のため、ファッション企業や自治体、学校法人、農林業関係者と共創パートナーとして連携した。

また、デザイン面での向上を図り、ウィメンズブランド「リン(WRINN)」と連携。リン(WRINN)では2024年春夏に「ピエクレックス」を使用したジャージーのトップス、ドレスの3型を企画している。


考察 :アパレルだけに留まらない、他業種との連携が重要ですね!

ポリ乳酸素材、みなさんはご存知でしょうか?
私も、自分で服を作ろうと思ったときに一度調べたことがある程度です。

ポリ乳酸繊維とは・・
トウモロコシやジャガイモなどに含まれるでんぷんなどの植物由来のプラスチック繊維(引用:ポリ乳酸とは?ポリ乳酸繊維の特徴、欠点、用途について解説 https://tnii-tes.com/20210524-2/ )

合成繊維というとポリエステルが有名ですが、合成繊維は基本的には石油由来であり、半永久的に残り続ける素材です
生分解性がないんですね
なので、マイクロプラスチックなどが世界的に大きな問題となっています

一方で、ポリ乳酸繊維は生分解性のある合成繊維です
合成繊維は利便性も高いため、生分解性があるとなると、ポリ乳酸繊維は今後広く使われていくことになる可能性もありますね

アパレルの廃棄問題は、世界的な問題としてもたびたび取り上げられますが、今回のニュースの取り組みは「他業種と連携した循環システム」であることがキーポイントです

服や雑貨を堆肥にして、植物を育てることに再利用されていく
同じような取り組みをされている小規模のブランドさまなどはいらっしゃいますが、アパレルのみで取り組むには限界があるのも事実です
大きな会社で、大きな輪で広がることにはとても意味があると思います

このような取り組みから、誰もが持っている”服”について、見つめ直すキッカケの一つになるといいな、と思いました


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