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自己否定するあなたはナルシストかも…

「久しぶり~!」

「最近はこんなことがあったよ〜」

昨夜はZOOMで友人たちとキャッキャウフフする会がありました。
おしゃべり大好きな上杉、友人とお話する時間が一番のストレス発散です♪



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こんにちは!
大阪・兵庫で活動するファッションセラピストの上杉いとです。

オンラインが当たり前の時代、画面越しに映る自分の顔が気になりませんか?
自分大好き!なナルシストさんは、今日もかわいく盛れてるわぁ♡と画面に映る自分を見ているかもしれません。自己否定が強かったわたしも現在は自分大好き人間ではありますが、芸能人のように、自分を見てもらいたい!といった見た目の自己顕示欲はあまり高くないんですよね。

じゃあ、自己顕示欲が少ないひとや自己否定の強いひとは非ナルシストか?というと実はそうでもないんです。


あなたも実はナルシストだった!?

『いとさんってぇー、名前も顔も晒しているしぃー、間違いなく自分大好きなナルシストでしょぉー?』
と思われたそこのあなた。

否定はしません。(せんのかい)
前述のとおり、わたしは自分のことが大好きで、夫にもよく「どんだけ自分のこと好きやねん」とツッコまれます。
だからこそ、ついオンラインでの顔映りが気になってしまうのかもしれませんね。(鼻毛とか出てたらイヤやん?)

では、自己否定が強く自分のことが嫌いなあなたは、自分の顔映りは気にならないのでしょうか?自分のことが好きであってもなくても、自分のことが気になるのはだれだって同じでしょう。

自己否定が強かったころのわたしは、今の自分大好きなわたしと同じでカメラ写りはやっぱり気になっていました。白目剥いてたらどうしようとか、ブサイクな顔がさらにブサイクに写っていたらいたらどうしようとか、ひとに見られたときに自分の顔写りの悪さが気になって自己否定をしてしまうので、写真が嫌いでした。

ナルシストは軽蔑の意味で使われることが多いので自分はそうでないと思いたいですよね。
しかし、だれしも乳幼児期(生後6ヶ月~6才)にはナルシシズムがみられ、多くは成長とともに失われていくと言われています。

ひとは多かれ少なかれ、ナルシストの要素を持っているということですね。

ナルシストとは?

実は「ナルシスト」は日本で浸透したオランダの言葉で、英語では「ナルシシスト」と言います。
ナルシシストとは「ナルシシズム」を呈する人のこと。
ナルシシズムについて調べるとWikipediaにはこうありました。

ナルシシズムあるいは自己愛とは、自己を愛したり、自己を性的な対象とみなす状態を言う。
(引用元:Wikipedia)

「自己を愛す」ことがナルシストなら、自分のことが嫌いな自己否定の強いわたしはナルシストじゃないやんって思いますよね?

この「自己愛」とは、自分自身を過剰に愛して自惚れていることを指しています。過剰に自分を気にすることをナルシシズムと言い、過剰に自分を気にするひとをナルシストというわけです。

自己否定をするあなたはどうですか?
だれに何も言われてなくても、自己否定するために自分のことを気にして考えてしまっていないでしょうか。


ナルシストは自分にネガティブな感情を持っている

オーストリア、グラーツ大学の研究でナルシストは実は『鏡を見るのが嫌い』という研究結果があります。
研究では、自分の写真を見るとネガティブな影響や葛藤のような感情を処理する脳の活動がみられるのは、ナルシストに多いことがわかったそうです。

これは、ナルシストのひとたちが実は自己イメージの認識が曖昧で葛藤しているということらしいです。

・・・あら?

自分の写真を見てネガティブな感情を持ってしまうなんて、まるで自己否定をするひとそのものですね!


自己否定の強いひとがナルシストになる理由

自己否定の強いひとは、「わたしはかわいくないから…」とか「わたしなんて全然ダメです」といった一見、謙遜している姿を見せることがあります。

こういった発言を聞いたひとで「うん、そうだね。かわいくないよね」「本当、きみってだめな人間だよね」と返すひとはどれだけいるでしょうか?
大抵は、「そんなことないよ」「きみは頑張ってるよ」と持ち上げてくれることでしょう。
無意識の自分は謙遜して持ち上げられ、ほめられることを求めていると知りましょう。

自己否定をする思考の本質は、「本当はほれぼれするほど完璧な自分のはず、完璧ではない自分は愛せない」というものです。
「完璧でない今は、愛されたりほめられるような自分ではない」と自己否定をしているので、心からの称賛にも「そんなことないです」「他のひとの方がもっとすごいです」といった謙遜ともとれるような返しをします。

謙遜できる自分にうぬぼれながらも「自分はほめられるような人間ではない。でもほめられたい、嫌われたくない」と矛盾していますが、満たされない心が「もっと称賛されたい」とほめられるための行動を起こし、そして「自分はそんなにほめられるような人間ではない」とうぬぼれ、自己否定をする負のスパイラルを作っています。

このとき、相手がどう思うかなどは頭になく、すべては自己否定をするために考え、行動しています。
自分のことばかり考え、自分しか見えていない、過剰に自分を気にしている状態に酔いしれるので、自己否定の強いナルシストをやめられないのです。

自己否定型ナルシシズムから抜け出す方法

自己否定の強いナルシストが自分に酔いしれてしまうのは、もうひとつ理由があります。
自己否定をしてしまうのはツラいものですが、そうわかっていても抜け出せないのは、その状態でいることが楽だからです。

自己否定さえしていれば、ときには他人が「そんなことないよ」となぐさめてくれるし、こんな自分は本当にかわいそうだと悲劇のヒロインにずっと酔いしれます。

ナルシストもやめて、自己否定をしない自分になることは大変です。自分を変えることが難しいことはだれだって知っています。
変えられるかどうかもわからない、変わったら本当にしあわせになれるのかもわからないのに、苦労して今の悲劇のヒロイン状態から抜け出そうとすることは、薬物依存症のひとがクスリを絶つのと同じように苦痛に感じてしまうのです。

苦しみを感じるにしても、「悲劇のヒロインでいられる自己否定の強いナルシストのあなた」「過剰に自分を気にすることも自己否定もしないあなた」とどちらの苦しみがいいでしょうか?

今の自分の心のままに行動していたら何も変わることはありません。
しかし、ちょっとしんどい思いはするけど、行動を続けた先には今までの自分とは違う新しい自分が待っています。

変わりたいと思うのであれば、まずは自分の心がどういう状態にあるのか客観的に見る必要があります。
毎日、眠る前に自己否定してしまう自分を「わたしはこう思っていたんだな」と一歩引いて見つめましょう。どうしてそう感じたのか、どうしたらそれを改善できるのかを頭の中で考えてみてください。

自分で自分を変えることは簡単ではありません。
これまでのつい自己否定をする思考や悲劇のヒロインに酔いしれるナルシストなあなたを自分自身のチカラで変えることができなかったから、今も苦しいのだと思います。
今の自分を変えるには、新しい刺激も必要です。環境を変えたり、今のあなたをそのまま受け入れてくれるひとに出会うことができれば、それはあなたが大きく変われるチャンスです。

ナルシストで自己否定の強いあなたを変えるチャンスは・・・


今でしょ!!w

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