祖父母の期待に応えてあげることは難しい

妻の実家に帰省した。

一歳の我が子が祖父母に対して人見知り全開すぎて、全く離れられなくなるのでむしろ普段以上に抱っこの時間が増え、腰にアホみたいな負荷がかかる。

腰が痛い。マッサージに行きたい。せっかく実家で子供を見れる手があるのだから一人マッサージに行きたいくらいなのだけれど、子供を預けてそんなことができるくらいなら、そもそもこんな腰の状態にはなっていない。南無。ビバサロンパス。

祖父母は普段動画で観る「陽気にジャンボリミッキーを歌って踊る孫」を楽しみにしているけれど、実家で人見知りモードの我が子はジャンボリミッキーをパパにしがみついたまま無言で鑑賞する存在へと変貌するため、祖父母の期待に応えてあげることは難しい。

「いつもここのパートを得意げに踊るんですよ」とか、「ここで一緒になって声出すんですよ」とか、残念そうな顔してる義父母に苦しいフォローする身にもなってほしいんだ、我が子よ。いつも「もう寝ろよ」って言ったってきゃっきゃ言っとるがな。

姪っ子、つまり我が子の従姉にあたる一歳児もいるのだけど、その子は全然人見知りしなくて、というよりマイワールドを持ってるタイプの子で、我が子と一緒に遊ばせてもお互いの我の強さゆえか、無言でおもちゃを取り合うか、各々好きに遊んでるかでなかなか親睦を深めている様子がないのもそれはそれで笑えた。孫同士が和気あいあいと遊んでる姿を見せてあげるようなサービス精神が1ミリもなくて、いっそ清々しかった。

願わくば、明日こそは祖父母の視線のプレッシャーを乗り越え、普段どおりのパフォーマンスを発揮できることを祈って。

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