最近の記事

消えてなくならないで

今ある生活や日々はいずれ無くなってしまうのだと、そんな当たり前なことをまざまざと見せつけられて憂い悲しむ。 どんなに幸せな日々も 反対に、腸が煮えくり返るような出来事も。 生活に翻弄されながら流れていく中で 立ち止まってふと後ろを振り返ってみると 「生活」が「日々」が もう二度と訪れることの無いものへと 変わっていることがある。 どんなに戻りたくても戻れないのだと 気づく瞬間がある。 今手の中に抱えているものをうんと大切にして 目を向けて少しでも後悔しないように 生きて

    • あのとき

      会いたいと思っている人がいる。 正確には人たち。 あの時代の同じ時間を同じ場所で過ごした人。 あのときの私は今よりもずっとずっと狭い世界の中で色んなものに感情を揺さぶられながら過ごして何より一生懸命だった。 記憶はあの頃で止まったまま。 いつも夢に現れるのもあの頃のまま。 あれからずいぶんと時間が経ってそれはもう遠い過去の思い出で、未練も無い。そこに戻りたいか?と言われても戻りたくない。 でも、そしたらじゃあどうして? あの時代が私の人生において強烈な影響を与えたのは確かだ

      • いま

        つらい、つらい。 何がそんなに悲しいの?つらいの? ともう1人の自分が顔を覗き込みながら心配するけど私は蹲ってさめざめと泣くだけ。息が浅くなる。頭がぼんやりする。人との会話が上手くできない。視界が曇ってゆく。 ダメだよ、背筋を伸ばして息を深く吸うの。 でも仕方ないよね。天気は悪いし生理前で体もぼろぼろだし。底に落ちていったら、とことん底を楽しむしかないと思う。そうしているうちにゆらゆらと少しずつ浮き上がってこれる。 ずっと1人でいるのは精神衛生上良くないので 夜かあさんと

        • 深海のSummerSoul

          冷蔵庫に冷たいお茶があると嬉しい。 これだから冷え性も治らないのだと分かっているけどぐびぐび飲むときの気持ちよさを身体が求めているので仕方ない。 22:53 YouTubeでcero×D.A.N.のライブ映像を観る。 浮遊感のある音楽やじっくり身体に入り込んでくるような音楽が好きでceroはフルートとか独特なリズムとか高城さんの声がそういうのを より一層引き立たせていて好きだなと思う。 曲はSummerSoul。 靄のかかったような濃ゆい青さのステージが 深海を彷彿とさせる

        消えてなくならないで