「シビックとテック」CivictechForum2022が目指すところ
CivicTech & GovTech Advent Calendar 2022 17日目の記事になります。
本日は、CivictechForum2022実行委員のPenとして、記事を書かせていただきます。私個人については、同じアドベントカレンダーの3日目に、記事を投稿しましたので、そちらを見ていただければと思います。
こちらの記事では、今年度のCivictechForumについて扱わせて頂きます。
CivictechForumの歴史
私が、初めてCivictechForumに参加したのは、2019年の当時のGoogleのオフィスで開催されたのが最初でした。200名を超える大勢の人が参加して、当日LTをする際は、緊張で震えが止まらなかったことを覚えています。
そもそもCivictechForumは、2015年から始まったようです。当初の目的は、「テクノロジーで、社会問題を解決しよう」というコンセプトのもと、200名程度の人が参加されたようです。シビックテックに関する有識者をお招きし、お話を聞くというスタイルだったようです。その中で扱われた点は、「公共とITの新しい関係」「ローカルビジネス」「市民、公共、民家セクター」と言ったテーマが扱われたようです。
2018年、CivictechForumは大きな転換期を迎えます。これまでは有識者にお話を聞くスタイルから、全国のシビックテックのプレイヤーが集まり、相互に活動について聞くスタイルに変わりました。全国から50名ほどのシビックテックプレイヤーが集い、互いの活動から刺激を受けると言った結果を生むことができたようです。2020年からは、完全オンラインという形になっても、このスタイルを取ってきました。こうして進めてきたCivictechForumは次のことを大切にしてきました。それは、「出会い」、「繋がり」、「ログ」の3つです。この3つを大切にし、CivictechForumは行われてきたそうです。
参考資料として、昨年のシビックテック車座会議の際に昨年のCivictechForumの振り返りの中で、歴史について扱われています。
新しいCivictechForumへ
さて、私たちは2020年より大人数で集まるイベントが開催できなくなりました。しかし約2年が過ぎ、今年のCivictechForumの実行委員会では、次のようなディスカッションが行われるようになりました。
「やっぱり、直接、人に会いたい」
現状の世界の中で、これをどのように実行できるうだろうか、実行委員の中でたくさんのディスカッションが行われました。加えて次のようなディスカッションも行われました。
「テクノロジー(IT)だけが社会問題の解決ツールだろうか」
シビックテッカーとして、地域の課題に向き合う際に、テクノロジーだけ活用することだけではない、私たちの目的は、あらゆる手段を用いて社会問題に取り組み、住みやすい社会を作っていくことではないだろうかとディスカッションが行われ今年のCivictechForumのテーマが決まりました。
「シビック」と「テック」
2022のCivictechForumは、あえて「シビックテック」というキーワードを分けて、特定の課題解決のために「シビック(人やノンテック)」とITの「テック」双方を扱っていくことになりました。そして、直接人に出会えるように、地方の4拠点を会場にし、オンラインで繋いで同時に開催することになりました。各拠点とテーマは以下の通りです。
人に出会い、繋がりたい
この4拠点に加え、オンラインでも、各拠点からの発表も配信されます。しかし実行委員としては、シビックテッカーのあなたに会いたいです。もちろん拠点まで出向くのが遠いかたもおられると思います。そうした方々のために、オンラインが用意されています。しかし、拠点の方に行けるのであればぜひご参加頂ければ、非常に嬉しいです。各拠点にて、実行委員がお待ち申し上げております。