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#432 読書記録『感性で読む西洋美術(第1章)』 考えながら感じろ?(むずかしい)

 先日のカウンセリング記録をつけることも、鈴木くんとの2023年のまとめも放ったらかしたまま、最近購入した本が良かったのでそちらの紹介記事……というか、自分用の備忘録を残しておきます。まだぜんぶ読み終わってないので、とりあえず第1章分のみですが。

■ 感性で読む西洋美術  伊藤亜紗

 最近、意図的に美術展などに行くようにしているのですが、美術に関する基礎知識がないため、鑑賞しても「なんかいい絵だな〜。」くらいで終わってしまうので、せっかくなら知識も身に着けていきたいな〜と思った次第です。

 美術史の大枠をざっくり紹介してくれているので「芸術家…???とりあえずピカソとかゴッホとかですよね……??なんかゴッホは片耳切ったりしたんでしたっけ……??」くらいのガチ美術俄な私のようなものでも非常に読みやすいし、なんかためになる…気がする…!!

 ざっくり、まずは第1章『ルネサンスの夜明け』から得た知識をまとめておきます。

* 美術史はざっくり 
古代(5世紀まで)/中世(6〜15世紀)/近代(16世紀〜) に分けられる。
それぞれ「神々の時代」/「キリスト教の時代」/「人間の時代」
中世→近代の切り替えに14世紀末の『ルネサンス』が強く影響。

* パルテノン神殿(紀元前5世紀)
- 古代のもっとも有名な美術作品は『パルテノン神殿』
-『美術』とは本来、建物の中に在るものだった。
- パルテノン神殿は白ではなく色とりどりなカラフルな建物だった。
「クロマーー色のある古代彫刻」
- 神々の物語と人間の歴史(戦争の様子等)が同列で描かれている=当時支配者だったギリシア人が『正当民族』であることを象徴する、政治的意味合いがあった。

*中世は一神教(キリスト)の時代
- ここでも、神(キリスト)と人間を同列で描く風潮がある。特に、王や后妃(政治的な権力者)を、神と同様にきらびやかに描くことで、彼・彼女らの権威を強調した。
- 中世の時代の美術に変化を起こしたのは『ジョット』
これまでの象徴(アイコン)的に絵を描く画風から、実際のモデルを見て、描く画風へ。(主張したいイメージを機械的に描く(服のシワであればこういう線だ、とか、清純さを表したいならユリを描くというような)→ 自然にならう )

 第1章だけなのに、かなりボリューミーになってしまいました。これ次章以降も書けるかな….。



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