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2021年のこと

2021年は12年で最も良い年だと占いに書いてあった 結婚するかとおもった しなかった
病気みたいになって7年くらい経って、その病気も幼少期からのトラウマによって今に至るなどいろんなことが辻褄があうように眺められて絶望したり、あぁこれも知ってる、これも宿命、と沢山つらかったけれど自分を沢山理解したのかもしれない 

あの恐ろしいパニックに今年は4回くらい陥った 自分が自分から離れていきながらそこに閉じ込められて、世界の中に闇があるのではなく闇の中に人間たちは居て誰もそれに気づいていないという妄想に囚われ、星が星自体の重さの圧力に耐えられなくなってばらばらに死ぬみたいに、ただここにいるだけで耐えられない、この世で生きていけるとは本気で思えない、今にも向こう側に行きそうになるのを動悸や過呼吸が起きない冷静な姿で1秒1秒文字通り命懸けで耐えるのがわたしの言うパニックだ 一千万円くれても味わいたくないとおもった 

そしてパニックに対処するために無意識に解離や離人が起きると先生に言われた 声が出なくなったのもそういうはたらきなのだとおもう

声が出なくなるとわたしはお花になるといつも言う
静かな冬の季節を犬と散歩した
もうパニックにはなりたくない

今年は1日も働けなかった
本当は気持ちの揺らぎがあっても目標を持って生きていくことができるらしい
でもわたしはその基盤が無いらしい 今は目の前の生活(炊事、洗濯、お風呂など)に集中するよう努めなさいと言われた

ビーズやスパンコールで指輪や耳飾りを作って売った すごくうれしかった

自分で資料を集めてまわった障害年金の申請が通った 認められてうれしかった

友だちの撮るミュージックビデオに出た 今年できたことの中で大きな項目になった

冬の温水プールに行った お湯だった

髪を25センチ切った 友だちと大きなパフェを食べた 初めて大森靖子のライブに行った ビーズで猫を沢山作った マフラー2本、帽子3つ、手袋片手編んだ 本を数冊読んだ カウンセリングの部屋にいる猫を撫でた 木村弓の「いつも何度でも」を何度も聴いた

先生に提出している宿題ノートがあり、今年はほとんど漫画を描いた 詩を書いたり絵を描いたりコーラージュをしたりしてきて一番しっくりときたのが漫画だった わたしの内側から出てきた3びきのねことわたしと先生が出てきて、最悪な気分の時に描くほどおもしろいものが描ける そしてよくなる この不思議な儀式に何度も救われた

ある時、ふと自分の中で死んで楽になるという選択肢が無くなって生きていく上で直面する辛いことと向き合わなくてはいけないことに気づいて涙が止まらなくなった その時だけわたしはこの7年かあるいは生まれてからの人生の出口にいたのかもしれない また戻ったきたということはやっぱりまだだったんだ わたしには基盤が無いから 素晴らしい映画を観て死にたいとおもうから 幸せになることより、なんにもしたくない 結婚しようという言葉が好きで、結婚したい その先の人生はいらない この悲しみを全世界に知らせたい 涙が出れば安心したりした

何も目標がなくても日常生活に努めて自然に次のことが見えますように
パニックになってもうまく生還しますように パニックにならないよう自分を見失いませんように 今を続けられますように 

生きていく選択肢しか無くなっても、きっとうまくなびいてそうなるには時間がかかるかもしれない それでもいつもわたしが生きていればいいなとおもう ひどい逃げ道だとしても そしてたまに乗っ取る暴力的な手段のわたしに意志を持って敵うこと 

もうだれも自分もわたしによって消耗されない 犬に愛されているように慈悲を持って、手に取るようにすべてのことに。

2021.12.31


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