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83 銀行間送金手数料値下げ 各銀行が対応内容を発表

Insight Tech アイタスクラウド営業担当です。
今年春先に全銀ネットが発表していた銀行間の送金手数料値下げの件ですが、メガバンクをはじめ各銀行がその対応内容を発表しました。
例によって今後地方銀行も相次いで発表する見込みです。

大手銀行、ネット振込手数料引き下げ スマホ送金も安く
2021年6月30日 日本経済新聞
ふくおかFG、窓口での振込手数料引き下げ 20年ぶり改定
2021年6月30 日本経済新聞 

全銀ネットの発表以降、北都銀行などは逆に値上げを発表していましたが、これはどうなるのか気になるところです。

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昨年までは振込手数料の値上げに加え、
・未利用口座管理手数料
・通帳発行手数料
・両替手数料
といった新たな手数料の新設が頻繁に発表されていました。

銀行も余裕がある状況ではないので、取れるところから取るというのは致し方ないのかなと思いますが、両替手数料などは、現金決済のお客様に対応するために釣銭用の硬貨を常に用意しておかなければならない小売店や飲食店にはかなり痛手のようで、これを機にキャッシュレス化を進めるところもあるとのこと。

ちなみに両替機を使った11~500枚の両替手数料は、

三菱UFJ銀行:300円
みずほ銀行:400円
三井住友銀行:400円

となっています。
仮に500円を1円硬貨500枚に両替した場合、
400円手数料で取られるので手元に100円しか残らないようです(;´・ω・)
ひどい話です。

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人口減少で金の借り手が減る中、
銀行法の改正で競合は増え、
デジタル化が進みエリアの制限もなくなったことから、
税金のように手数料を取るビジネスではもはや成り立ちません。
「メガバンクがやってるから」と右に倣えになってる地方銀行は存続すら危ぶまれます。

今こそ新たなビジネス、新たな価値を生み出すタイミングです。

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