2017年に遊んだゲーム ベスト5
今年も年末恒例として、2017年に遊んだゲームを整理しておこうと思います。
※ 「今年遊んだ」ゲームなので2017年発売でないものも含まれています。
※ ベスト5を選んでいますが、5本の中に順位はありません!みんな1位 笑
今年プレイしたゲームは、全部で39本(うち何らかのエンディングに到達したものは16本)でした。(記事の末尾にリストを掲載します)
ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド (Nintendo Switch / Wii U)
今更僕が語るまでもないことですが、2017年のビデオゲームは、このゲームを抜きにしては語れないと思います。
今までにOblivionやSkyrim、GTAやFalloutなど、オープンワールドゲームの有名どころはそれなりにプレイしてきたつもりですが、「ゲームの中に広大な未知の世界が広がってる」と実感できたゲームは、これが初めてでした。
ゲーム序盤において、序盤で探索できる範囲だけでもかなり広いのに、マップの表示領域に占める割合がほんの少しだったので、「この世界はどれだけ広いんだ!」と感動したことを覚えています。
様々に変化してゆくロケーションが楽しくて、来る日も来る日もプレイしたものでした。
また個人的には、「初めてエンディングまで到達できたゼルダ」でした。
ゼルダの伝説のこれまでの作品は、謎解きが直列に連なっていました。つまり、ある謎解きをクリアしない限りは、絶対に次の謎解きには進めない仕組みだったのです。
なので、謎解きに詰まって時間を費やしているうちに、だんだんとプレイする意欲をなくしてしまう場合が多かったのです。
一方、今回の作品は、謎解きが世界中に散りばめられていて、つまり並列に配置されていて、全ての謎を解かなくても(何なら全く解かなくても)クリアできる構造になっています。
そのため、僕のような「ゼルダ弱者」でもクリアできました。
このような間口の広さも本作の魅力であったと思います。
ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて(PS4 / Nintendo 3DS)
※ 僕がプレイしたのは、PS4版です。
2017年は「日本産ゲームの当たり年だった」と感じます。
ゼルダの伝説やスーパーマリオオデッセイ、そして本作といった、日本産ゲームの代表作が発売されただけでなく、「ニーアオートマタ」や「ペルソナ5」が世界的にヒットして、日本産ゲームの存在感が久々に高まった年だったと思います。
これは、近代的なグラフィックエンジンの採用といった、技術面では立ち遅れていると言われがちだった日本産ゲームが、ついに技術的に成熟したことも一因であると考えます。
そして、本作(の特にPS4版)は、こうした技術的成熟が生んだ、ドラクエの集大成的作品だったと思います。
僕はこのドラクエXIを本当に楽しみましたし、エンディングにおいて、過去作へのブリッジが明らかになる展開は、本当に驚きました。
本作に対して僕が好ましく思った点は、「世界中を旅している感覚を味わせてくれる点」です。
本作の舞台はいわゆるオープンワールドではなく、実際に探索できるゲームフィールドは、決して広くはありません。
それでも、ベネツィアや沖縄、エーゲ海や北欧など、現実の風光明媚なロケーションからモチーフを取って街やフィールドを構築しているので、世界中を旅している気分になれるのです。
広大なゲームフィールドを用意してはいるけれど、大きな街といえば新宿とベネツィアくらいしかなかったFF15とは、対照的なアプローチだと感じます。
ドラクエのこのアプローチは、ゲーム的なデフォルメとして、とてもセンスがいいなあと感じました。
Undertale(Windows / macOS / PS4 / PSVita)
ここ2~3年のゲーム業界の傾向の一つとして、「インディーズゲームの隆盛」を言うことができると思います。
そして本作は、先日発表された「プレイステーションアワード2017 インディーズ&デベロッパー賞」にも選ばれるなど多数の賞を受賞しており、いま最も評価されているインディーズゲームのひとつです。
このゲームを遊んでみて僕は、ゲームの見た目が極めてレトロ(ファミコンで発売されたMOTHER 1ぐらいの水準)にもかかわらず、善悪だけでは割り切れない、深みがあるストーリーを描けていることに驚きました。
ボイスアクトを使って大仰な演技をさせなくても、フルオーケストラの重厚な音楽を流さなくても、シンプルなドット絵キャラで表現された少しの仕草と練りこまれたテキストとで、人を感動させることが出来るのだと思いました。
そしてこの、「リアルに描きこめば物語に説得力が生まれるわけではない」という考えは、今年、FF9とFF15という新旧2つのファイナルファンタジーを遊び比べたことによって、さらに強化されました。
また、「日本語ローカライズの素晴らしさ」も、本作の特筆すべき点だと思います。
僕が遊んだのは公式日本語版ですが、セリフだけでなく、グラフィック部分まで丁寧に日本語化されていて、最初から日本語で製作されたゲームとしか思えない完成度でした。
4gamer.netに掲載されたローカライズ担当スタッフの方のインタビューによると、「採算度外視で1年以上かけて翻訳した」とのことで、それに見合う出来になっていると感じました。
FINAL FANTASY IX(PS1 / iOS / Android / Windows / PS4)
※僕がプレイしているのは、Steam(Windows)版です。
2017年12月末現在、プレイ進行中なのがこの「FINAL FANTASY IX」です。つまり今年は、「FINAL FANTASY XV(FF15)」と本作という、新旧2つのファイナルファンタジーを遊び比べる結果となりました。それによって、「ゲームで物語を語ること」について、考える機会となりました。
FF9のストーリーは、大人の鑑賞にも耐えうる、深みのあるストーリーだと感じました。黒魔導士のビビをはじめとするそれぞれのキャラクターが、それぞれ懸命に命を燃やして、自分の使命を全うしようとしている様に、心を打たれました。
それに対して、FF15のストーリーは、所々感動的な個所はあったものの、納得しづらい、幼稚なストーリー展開だと感じるところが少なくありませんでした。
グラフィックをリアルに描きこんだ分、ストーリーのリアリティラインも高めるべきところ、実際にはそうなっていない印象を受けました。
また、「キャラクターボイスの有り無し」の違いにも、考えが至りました。
ボイス無し、すなわち文章でセリフを語ることと、キャラクターボイスによってセリフを語ることの違いは、小説を読むことと映画を観ることの違いに近いと感じました。
小説を映画化する際は人間関係やストーリーの複雑な部分がばっさりカットされることから分かる通り、複雑なストーリーを語るためには、映画よりも小説の方が適していると思います。
これと同じように、ゲームに複雑なストーリーを持たせるためには、あえてボイスを搭載せず、またグラフィックもあまり書き込みすぎないほう良いのではないかと考えました。
このように、本作は、「ゲームで物語を語ること」に対していろいろ思いを至らせてくれた作品でした。
スーパーマリオオデッセイ(Nintendo Switch)
文句なく、3Dマリオの最高傑作であると思います!
今現在(2017/12/30)も遊び続けてますし、思わぬところでパワームーンが見つかったりして、プレイするたびに新しい発見がある、本当に楽しいゲームです。
ただし…。
最高傑作であることは大前提として、一点、「事前の予想とは違ったなあと」拍子抜けしたところがありました。
それは、予想以上に保守的な、従来の3Dマリオの延長線上のゲームだったことです。
最初に公開されたトレーラーは、従来のマリオとは大きく異なる、リアルなニューヨークを舞台にしたものでした。
これを観たとき僕は、「Grand Theft Auto」のような、広大な都市を舞台にしたオープンワールド3Dアクションをやるのではないかと期待しました。
つまり、ゼルダの伝説が、Skyrimのような「ファンタジー世界を舞台にしたオープンワールドRPG」を革新してみせたのと同じように、本作はGTAのような「リアルな都市を舞台にしたオープンワールド3Dアクション」を革新するのではないかと期待していたのです。
しかし、実際のゲームを遊んでみると上述のニューヨークはさほど広くはなかったので、拍子抜けしました(ただし、遊びはふんだんに用意されています)。
ただし、これらは僕の勝手な期待というもので、今作は、巧みに練りこまれた、3Dアクションゲームの最高傑作だということは間違いないと思います。
2017年にプレイしたゲームのリスト(全39本)
PS4:8本(うちクリア済み4本)
○ FINAL FANTASY XV
○ パラッパラッパー
○ ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて
○ Batman: Arkham Knight
New みんなのGOLF
リトルビッグプラネット3
メタルスラッグ3
The Swapper
Wii U:1本(うちクリア済み1本)
○ ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド
Nintendo Switch:6本(うちクリア済み4本)
○ いっしょにチョキッと スニッパーズ
○ ARMS
○ Splatoon 2
○ スーパーマリオ オデッセイ
DEEMO
ぷよぷよテトリス S 体験版
PS VR:5本(うちクリア済み3本)
○ The Playroom VR
○ Fruit Ninja VR
○ PlayStation VR Worlds
Thumper
Megaton Rainfall
PS3:1本(うちクリア済み1本)
○ L.A. Noire
PS1(ゲームアーカイブス):2本
ぷよぷよSUN 決定盤
クラッシュバンディクー
ファミコン(バーチャルコンソール):1本
ゼルダの伝説1
XBOX 360:2本(うちクリア済み1本)
○ Plants vs. Zombies
Rockstar Games presents Table Tennis
XBOX ONE:1本(うちクリア済み1本)
○ Forza Horizon 3
PC(Steam):8本(うちクリア済み1本)
○ Undertale
FINAL FANTASY IX
The Witcher 2
Pony Island
Rakuen
Montaro
Mark of the Ninja
Please don't touch anything
Mobile:4本
ディズニーツムツム
どうぶつの森 ポケットキャンプ
Pokémon Go
スーパーマリオラン
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