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「社内政治力」のための見える化

組織の中で影響力を発揮してゆくためには、組織の中での力関係を理解し、そこに働きかけてゆく力が必要になります。大きなことをしようと思えば余計にその力は必要となり、日本の組織の中でそれは「政治力」ないしは「社内政治」と呼ばれることが多いと思います。

私の思い込みかもしれませんが、この「政治力」という言葉には何やら邪なイメージがついて回っていないでしょうか?あまり良い意味で使っていない人が多いのように感じています。なぜそうなるのでしょうか?

この言葉が出てくる状況の具体例としては、例えば「理屈による正攻法では通らないものを通すために、誰かに取り入る」とか、「表立った会議の席だけでは決まらないものについて裏から手を回してまとまるようにする」とか、「現場レベルで立ち上げたプロジェクトが誰かの見えざる手によっていつの間にか潰されてしまう」のようなものが代表的なパターンで、それによって犠牲になった人の悲劇も時々聞こえてきます。

これらに共通しているのは、自分が認識していなかった人間関係によって自分のコントロールできないところで物事が決まる、ということではないでしょうか。

どんなに実力があっても、どれだけ結果を出していても、それだけで組織が動くとは限りません。目に見える実力主義には限界があり、目に見えない政治力と組み合わせないと組織は掌握できないのです。組織の中にはいろいろな人がいてさまざまな力が働いているのですから。

そんな「政治力(Politics)」も少しの工夫で渡り合えるようになります。そのためのコツをコーヒー一杯でシェアさせていただきましょう。

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