三島由紀夫は自分では「旧かな」で書いていたが、たしかに旧かなで読むと突然の古風な言い回しや語彙がすんなり馴染む。つくづく計算された「擬古文」の作家なんだナと得心する。ちなみに全集では旧かなのまま。50~100年前の作家なんだし近代の古典として文庫版もみんな旧かなにならないかな。

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