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同じSKYTEAMでも、ITAのマイルが反映されなくなった

Vol.026
イタリア在住というのは、ずいぶんと大雑把な表現だなと思った。
そもそも日本人という表現はあっても、日本在住という表現をするであろうか?

なぜそうかというと、イタリア在住だからフライトはITA エアウェイズ(旧アリタリア)でしょ? とよく言われる。
そして私はエールフランスをよく利用するので、そこを疑問視されることが多い。

だって、イタリア在住者なんだからその国営(?)のITAじゃないの? とも言われる。

それはそうだろう。
つまり日本に在住しているのに、JALやANAではなく、大韓航空を利用するとか、チャイナエアラインを利用するというようなものだ。
エアラインが悪いと言っているわけではなく、そもそもなぜ経由便を選ぶのかということだろう。

ミラノ マルペンサ国際空港かトリノ カゼッレ空港か

トリノから日本への直行便はない。
なのでイタリアからの直行便で日本に行きたい場合は、ミラノ マルペンサ空港まで赴かなくては行けない。
トリノからマルペンサ国際空港までの車移動での所要時間は約2時間である。
たいていはトリノからマルペンサ行きのバスが出ているので、それを利用する。

一方、トリノの空港は、通常カゼッレと呼ばれている。
トリノ市内からカゼッレ空港までの移動は、車でだいたい30分
頻繁にバスもあり、タクシーにすれば30分で35ユーロ程度で到着する。

つまり、マルペンサへ行く2時間とカゼッレへ行く30分への誤差は1時間30分くらいといえよう。

トリノからパリまで飛行機で1時間

トリノ市内からカゼッレ空港まで30分。トリノからパリまでのフライトが1時間。
つまり移動の所要時間は合計2時間。
トリノからマルペンサ空港へ行くまでの時間と変わらない。

トリノからパリへ行くフライトは必ずアルプスの雪山を通過する。
この景観は冬の移動の醍醐味。

そしてトリノからの直行便がないため、ITA(旧アリタリア)をカゼッレ空港から出発する場合は、ローマ経由が必須である。
トリノからローマまでも飛行機で1時間。

つまりトリノとパリ、そしてトリノとローマの飛行時間はほぼ変わらないのだ。

2023年2月現在、SKYTEAMでもITAのマイルはデルタやフライングブルーには加算されない。

現在、アリタリアはルフトハンザ航空に買収されたので、もはやSkyTeamメンバーではなくなるだろう。
ただまだ完全に移行していないので、まだSkyTeamメンバーではある。

コロナが収束しつつあり、ITAの日本行きフライトも羽田空港になるので利便性が高いと思い、せっかくなのでこの機会に乗ってみようと思った。

予約サイトまで行き、パスポート情報まで入力した後、Skyteamメンバーの場合は、自分が加入しているマイルに加算される仕組みになっている。
なので私の場合はFlying Blueだ。
しかしそこでアクシデント。
もうマイル加算はされないという。

現在、Delta Air LinesのSkyMilesプログラムのFrequent Flyerコードを入力してポイントを貯めたり、交換したりすることはできません。 ITAエアウェイズとSkyTeamの提携航空会社との契約に関する詳細については、後日お知らせいたします。

ITA AIRWAYSのチケットを購入する画面の引用書き

今現在でITAはSkyteamではあるが、同様に他社Skyteamラインのフライトマイルは貯められないということだ。

その後ニュースで確認したのは、スカイチームからスターアライアンスへの移行に最低でも6ヶ月はかかるらしい。
1月からルフトハンザ航空と調整しているので、おそらくこの夏にITAで旅行する人々は、スカイチームでマイルを貯めることは困難だろう。

しかしもし本当にITAがスターアライアンスになることを果たしたら、ANAとの共同運行で日本とイタリアへ往来は楽になるだろう。

なのでフライングブルー会員の私は、よっぽどでない限りローマで降りない気がしている。
ローマに行く時は電車かな。

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