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まんまと銭湯にハマる

銭湯が好きだけど、入浴料が高い、という話を前回書いた。

大体の内容は「高いけど、疲れがとれるし、電気風呂とか一般家庭ではできない風呂に入れるのが付加価値であるから、お金を払ってでも入りに行きたい」という感じ。

そもそも何で銭湯は高いと思ったのだろう。
光熱費を含む物価上昇は記憶に新しい。
それに加えて、各家庭に風呂が普及して外にわざわざ入りにいかなくても良くなった、というのも大きいみたいだ。

だから銭湯の価値は、昔ほどなくなって今や嗜好品の1つという位置付けになっている。
嗜好品は、「好きな人はお金をかけてでも」という品が多い。
例えば、コーヒー、タバコ、お酒、などなど。

なくても生きていけるけど、あれば生活や心が豊かだと感じるのが嗜好品。
銭湯は嗜好品なのだ。

コーヒーなどと違って、銭湯には不便さもある。
タオル、シャンプー・リンスや石鹸などは備え付けがないので持っていくか、その場で買わなければならない(タオルは貸してくれるところが多い)。

その場で買う・借りるをすると、入浴代がかさんで、スーパー銭湯といい勝負になってくる。

その出費が惜しいために、持ち歩き用のシャンプーやリンスなどを買って持っていく。

お気に入りの香りのものを探したり、手拭いを買ってみたりと、「銭湯ワールド」に気が付けばどっぷりハマってしまった。

なるほど、銭湯に入りにいくのはご褒美やイベントごとと思ったら出費がそこまで痛くない。

しかも、人気すぎる銭湯は整理券制で、もらうために並び、時間になると握りしめていそいそと向かう。

ここまでくると一大イベントであり、銭湯ファンの一員になっている。

あれあれ、これは銭湯ファンではないか。

それからしばらくして、仕事で3ヶ月ほど地方滞在になった。
家にはシャワーしかないので、たまに銭湯に入りたくなる。

銭湯、上手いな、完璧な伏線じゃないか。

旅行中、ゲストハウス滞在で銭湯の魅力にハマってしまったので、近くに銭湯があると行きたくなるよう「教育」されている。

色々銭湯に行きたかったので、回数券とまではいかなかったけど、確実に通わされている自分がいた。




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