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ぼちぼち書評

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#読書感想文

十角館の殺人

十角館の殺人

Voicy の荒木マスターのブックカフェでピックアップされていたのと、昔読んだような、読んでないような、って感じだったのでKindleで読んでみました。

ネタばれ禁止なので書きませんが、最後を見てもう一度前に戻りたくなった(笑)

実写化されるようですが、いったいどうやってやるのやら??
そちらも楽しみです。

Microsoft designerでそれっぽい絵が描けないかとためしてみたけど、1

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モモ ミヒャエル・エンデ

モモ ミヒャエル・エンデ

モモ 時間どろぼうのお話。
決まったことを短時間でやり続け、余った時間?をとっていく灰色の男たち。

児童文学のくくりになっているけど、時間に追われている大人も読んだ方がいいと思う。

余裕大切 & 余裕がないと次の段階に進むのは難しい。
多様性とか20%の別のアクティビティとか、いろんなことを思い浮かべつつ、時間どろぼう(灰色の男たち)の目指した世界は「我こそは超ブラック企業の経営者である!!」

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多様性の科学

多様性の科学

多くの平均値、すべてにピタリと当てはまる人は存在するのか?
一つの側面に秀でた集団は、多くの視点を持ち得るのか?

非常に面白い本でした。
一方で、会社の中にいると同一性が生じやすい、あるいは上役の意見に従いがち。
これはこれで頭から否定するものではないが、集団として近視眼的になってしまう。

ではほかの視点をむやみやたらと取り入れればいいのか?といえば、それもNo.
三人寄れば文殊の知恵とは言う

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青の炎

青の炎

貴志祐介さんの名作ミステリーですね。
6月のKindle unlimited対象になっていたので、以前読んだような気もするけど手に取ってみました。

主人公の少年を正当化する気はおきない。
ただ、家族を守るためにそこまで追い込まれたこと。
やってしまったことにより母と妹に世間から非難されないようにした最後の選択に至るまでの彼の葛藤をうまく描いている。

20年位前のミステリーなので、設定が古いとこ

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天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ

天才を殺す凡人 職場の人間関係に悩む、すべての人へ

表題をMircosoftのDesignerのプロンプトにいれたら、こんな画像ができました。
表題からはこんな感じの内容をイメージしてましたが、全然違いました。

天才: 独創的な考えや着眼点をもち、人々が思いつかないプロセスで物事を進められる人
秀才: 論理的に物事を考え、システムや数字、秩序を大事にし堅実に物事を進められる人
凡人: 感情やその場の空気を敏感に読み、相手の反応を予測しながら動ける

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