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田舎に居続けるべきか否か(いなか)

このGWは友だち3組と遊んだのだけど、全個所で「我々はどこに住むべきだ?」みたいなお話が生まれたので、考えたことなど書いときます。

もともと自分はこの手の考えごとが多かったので、いろんな人と住む場所による変化の話をしてきた。ちなみに今回は住む場所を「田舎」と「都会」の2つにスパッと分けて話すけれど、現実ではこの間はグラデーションになっていると思う。

まず、自分のイメージはこんな感じ。なんとなーく同意してくれるんじゃないかと思う。

田舎の世界
・変化しない
・ゆっくり
・世界が狭い

都会の世界
・変化しがち
・せわしない
・世界が広い

どっちが良いとかどっちが悪いとかって話ではないけど、都会を経験した人はみんな同じようなことを言ってる。

都会にいると、何かやらなきゃって気持ちになる。休みの日は充実しているし、周りの人の意識も高い。
田舎に帰ってくるとだらだらしてしまう。何も起こらないことに違和感がある。周りの人は変化を嫌う。だけど気持ちが楽になる。

都会はいろんな人がいるし、競争も激しい。自分は受験なんてものを知らずに中学校に進んだし、高校受験の時も私立高校は滑り止めだと思っていた。

実際に、田舎に私立中学は存在しないし、私立高校より国公立高校の方が平均的にレベルが高い。だから公立小学校→公立中学校→公立高校→県内大学→地元の良い会社or公務員が僕らの世界の最高ルートだった。

高校あたりでこのルートを外れて、地元に就職するパターンもある。なにかのきっかけ、誰かとの出会い、特別強い好奇心、そういったものを持ち合わせていた場合にそれ以外の世界を知ることができる。

今回話した人たちはそのパターンが多かったような気がする。普通の家庭に突然変異みたく生まれた賢い人だったり、野心のある人だったり、自分の好きなものが外の世界にある人だったり。 (その他の人が外を全く知らないわけではないんだろうけどね。)

自分は世界を広げたいと思っているし、同じように思っている人と話が合う。そして、そんな人たちのことが好きで、(あくまで自分の価値観に照らせば)優れているように感じている。

とは言ったものの、この国で田舎から都会に移るのはそう難しいことではない。そこそこの家庭環境とそこそこの学力があれば大学に行けるだろうし、県内大学だとしても他県の学生はやってくる。それだけでも世界は広がって、より良い場所に行きたいと思うようになるからだ。

そんなことを考えていると、同僚のネパール人社員のことを思い出した。経済的に日本に劣る国から、たくさん勉強して自動車関係の大企業に入ってきた。母国語・英語・日本語を使うことができ、開発部署で仕事をしている。それがどれだけ珍しいことかはわかんないけど、日本の田舎からハーバードに行くようなもんかなーとか適当に考えてる。

こんな例が身近にあると、自分たちのステップアップのようなものはショボいような気がしてくるし、田舎暮らしから抜け出さない人たちをショボいと感じたとしても、決して見下すことはできないのだ。

※この辺りの記事で「実は田舎も悪くないんじゃね?」みたいなことを書いてるけど、自分の中では都会暮らしが優勢である。どちらにせよ一度は出るべきだね。


人間というのは、最も近しい5人の平均である。
ジムローンって人の言葉らしいんだけど、的を射ているなと思うことが多いので、自分の選択の指標にしている。

隣のデスクに座っている人のやる気で仕事のパフォーマンスが変わるってデータがあるし、避妊を認めた国の犯罪率が低下するデータもある(予定外の子どもは愛を受けずグレやすいかららしい) 人間は周りの人間の影響を受けまくる。

都会にいる人は基本的に意識高い系だしスタバでMacBookを開く。田舎はその逆。どちらにいても周りの人の影響を受けるので、出来ることなら自分のなりたい姿に近い人たちの集団にいた方がいいよねと思う。

都会にいながら田舎のスローライフを求める人は多そうだから、都会スタートはあり。田舎から都会に足を伸ばす人は少なそうだから、ちょっとびみょい。なんだか不可逆な感じ。

いろいろ話してて、都会ベースの田舎バケーションくらいが理想だなと思った。都会に住んでる人は休みの日も勉強したり予定入れたりしてせかせか生きちゃうので、1クールくらいの間隔で田舎で休憩を挟むのが良さげ。それこそ都会しか知らない状態になっちゃうので。

っちゅーわけで。
田舎暮らししかしてない人は是非とも都会へ、都会続きの人は是非とも田舎でお休みをとろう、というのが結論ですはい。

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