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姉の結婚

昨日は姉の結婚式だった。姉とは6つ離れているから、僕が小学校に入ったときはもう中学生(原義)ってくらい年齢が違う。子どもの頃は一緒に過ごす時間が多かったけど、お互いが成長するにつれ一緒に遊ぶ機会が減っていった。今では年に数回会って、家族のことや仕事のことをちょっと話す程度の付き合いをしてる。会う回数は少ないけど、仲は良い方だと思う。

結婚のことを聞いたときは「へぇ」って感じだった。成長してからの姉のことはほとんど知らないし、あんまり関心もなかったから。そんな感じの気持ちで結婚式に臨んで、「新郎がウェディングドレス着て登場したらウケるだろうな」とか考えながら式を見てた。

式が終わって披露宴会場の席についたら、自分宛のメッセージカードが置いてあった。そこには小さいころ一緒に遊んだ思い出が書いてあって、今まで忘れてた分の記憶がぶわああって甦ってきた。そういえば本気の落とし穴作ってたわ少年の頃の僕。

「姉が結婚すること」への興味は全然ないんだけど、「小さい頃を知っている人が結婚すること」はちょっとグッときた。僕の涙腺の戦闘力が10だとすると、5くらいの相手だった。なんだか人間の一生を見ている気がして、適切な言い方じゃないと思うけど「この人はもう人生の4分の1くらいまで進んだんだな…」って思った。

小さい頃は、人間って途方もない時間をかけて生きていくものだと思ってたけど、いまの僕は既に人生の5分の1くらいを終えてしまった。まだ何もしてないのに22歳である。何かを成すにはあまりに短い。そういうことを考えさせられるイベントでした。これからの人生、より大切に生きねば。

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