見出し画像

99☆イタリア人の1日の時間感覚

ぼんじょーるの!
曇り空の木曜の朝です。
ミラクルモーニングメソッドを始めて99日目、よく続いてるよなぁ。
完全に習慣化しましたね。

今日は日本人とはちょっと違うイタリア人の時間感覚について。
時間を表す言葉の使い方の違いなのかもしれません。

実際にイタリアで生活するようになると、ちょっとした言葉のニュアンス違いから誤解を生むことがありまして。
私が最近になってやっと慣れてきた言葉は、

1.Questa seraクエスタセーラ 今日の夕方
2.Questa notteクエスタノッテ 今日の晩

日本では、今夕と今晩って、時間帯的に同じ感覚で使ってませんか?
夕ごはんと晩ごはんとか、同じですよね。

でも、イタリアでは違いまして、割と明確に時間が違ってくるんです。

イタリア人の夕方は長い

イタリア人感覚でセーラ(夕方)といえば日没から深夜0時まで
長くないですか?
日本なら夕方の感覚って、せいぜい20時ごろまでじゃないでしょうか。
21時は完全に晩、夜の感覚だと思います。

じゃ、イタリア人の夜感覚っていつなのかというと、ノッテ(夜)は深夜0時を回って翌朝、太陽が出るまでなんです。

夕ごはんを食べに行く話であれば、「今晩、夕食にでも行きませんか」
という日本語をそのまま今晩=クエスタノッテと訳してしまうと、「そんな真夜中に夕食って???」となってしまうわけです。

今夜の感覚もビミョーに違う

夜の時間感覚が違うから、「今夜」の捉え方にも決定的な違いがありまして。

たとえば、昨日の夜に見た夢の話をするとき。
「昨日の夜、すごい怖い夢を見て……」って日本人なら言いますよね。
これを昨晩=イエーリノッテ、とするとイタリア人はおとといの夜をイメージしちゃうんですー。
なので、正しく伝えるには「今夜、すごい怖い夢を見て……」なんです。

イタリア人の考える1日の時間感覚はこんな感じと思います。

0時~夜明け ノッテ(夜)
夜明け~昼食 マッティーナ(午前)
昼食~夕方 ポメリッジョ(午後)
夕方~0時 セーラ(夕方)

で、「夕方」とあいまいに書きましたけど、この感覚はイタリアでも人によって違ってきます。

17時ごろがビミョーで、これを夕方ではなく午後のつづきと捉える人多し。ポメリッジョ・タルディ、午後遅くって言っておけば間違いなく伝わるかと思います。

人によってはセーラ、夕方に会いましょうというと、たいてい19時以降、ヘタすると20時以降をイメージしますね。
これ、日本人的には夕方じゃなくて夜ですよね。

以上がこれまで暮らして分かったイタリア人の大雑把な1日の時間感覚です。

なので、今では私も、昨日の夜に見た夢の話をするときは「今日の夜に見た夢」と言うし、よく眠れなかった朝には「今夜よく眠れなかった」と言ってます(笑。

ずっとイタリア人と一緒にいる分にはこれで問題ないのですけど、日本からお客さんが来て通訳したりするときは混乱してます。

画像1

では皆さま、ステキな木曜日を Buon Giovedi ぼぉん・じょヴぇでぃ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?