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214☆ブラッチャーノ湖で湖水浴

ぼんじょーるの!
今日も早起きな土曜の朝です。
6時だとまだ日の出前で、空の様子はこんな感じでした。

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街灯もついてますねー。
この時間帯が涼しくて、エクササイズしたり火を使った料理をするのに最適です。

そして、家の窓をすべて開け放って、朝の冷たい空気を家の中にいっぱい溜め込みます。
8時には暑くなってきちゃうので窓を閉めて、あとは日没までそのまま。
これがイタリアの夏の涼の取り方なんですよね。
日本とはずいぶん違います。

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昨日はブラッチャーノ湖で湖水浴をしました。
ビーチベッドとパラソルを終日借りて7ユーロ、1000円ぐらいかな。

周りにバールもたくさんあるのでカフェやお水や軽食もあるし、なんなら水着のままレストランで食事もできます。
観光地価格じゃなくて、カフェもフツーに1ユーロでした……ブラッチャーノはホントに住みやすいところです(笑。

8月半ばというのに、私の湖水浴は今季はじめてでした。
今年はコルシカ島やローマの海に行っているのであんまり湖水浴したい感が高まらなかったんですよね。

でも、今週は暑いっ!
尋常じゃない暑さです。
日本でもニュースになっているとおり、各地で山火事が発生して大変なことになってます。

イタリアの夏は乾燥するので、南の暑い地域だと山もカラカラに乾いてサボテンぐらいしか生えてません。
たばこの吸い殻のポイ捨てをしたぐらいで、すぐに火がついちゃうんですよね。

夏の山火事は今回に限ったことではなく毎年あります。
でも、今年はそれがなかなか消火できない。
乾燥しきっているのでちょっとやそっとの消火活動では火の手に追いつかないのです。

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そんなわけでブラッチャーノもむちゃくちゃ暑い!
部屋の中に閉じ込めた涼しい空気も午後には29度台にまでなります。
こうなってくると、家の中にいるより、外の日影にいたほうが涼しいんじゃないかと思って湖へ行くことにしたのでした。

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ブラッチャーノ湖の周辺は自然保護地区に指定されているので生活排水が流れ込むようなこともなく、水の透明度がハンパないです。
肩まで使っても足先がきれいに見えます。

というのも、ローマ有事の際、水道が使えなくなったらブラッチャーノ湖の湖水がローマの飲料水になるから。
いまも湖水は毎日ローマまで運ばれてますけど、ヴァチカンのサンピエトロ広場の噴水やジャニーコロの丘の大噴水など、飲料水以外の用途として使われています。

面白いのが、この湖水、正真正銘のローマ水道を使って運ばれていること。
西暦109年に造られたトラヤヌス水道です。
これが、まだ現役で使われてるの!!

この話、面白いので別のnoteで書きますね。

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ブラッチャーノに住むようになって驚いたことのひとつ。
それは1年を通して白鳥が生息していること!

夏に子育てして、大きくなった子どもを連れて越冬のため別の湖に移動するのが白鳥だと思ってましたけど、年がら年中、ずっといるの!
1年を通して温暖な気候だから、越冬しなくて済むのかな?

冬の白鳥は上のnoteからご覧いただけます。
人懐こさがわかる写真もあります。

人慣れしてて、こんなふうに子連れで人がいっぱいのビーチに上がってきます。
湖で泳いでいると後ろからやってきた白鳥にスイスイ追い越される、なんてこともあって本当にのどかです。

天候にもよるけどブラッチャーノ湖で湖水浴ができるのは6月下旬から9月中旬ぐらいまで。
湖水はとても冷たいので日中、ここで体を芯まで冷やしておくと、夜の間中、快適に過ごせます。

こんな原始的なクーラーのない生活、健康に良い気がします(笑。



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