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新卒コンサル2年目がスタートアップ支援で学んだプロフェッショナリズム

こんにちは、ベンチャー向けコンサルティングを行うリブ・コンサルティングにて経営コンサルタントをしている大島です。

激動の2020年、私がコンサルタントとしてスタートアップ6社の支援に携わり、さまざまなタイプの経営者の方と向き合う中での気付きや学びは皆さんにも還元出来るところがあるのではと思い、Noteに残すことに致しました。

多種多様な支援先と経営者

この2020年支援をさせて頂いた会社さんは本当に多種多様でした。循環型社会実現に向け事業づくりに励むシード期の会社、自己資本で数十億の売上を作り上場を狙う会社、数十億円の調達を実施済みの新進気鋭の会社など本当にさまざまな企業を支援させて頂きました。

支援内容もさまざまで、事業の今後の方向性を探り狙うべき市場を定める事業検証支援や、業界に対して新サービスをどのように売っていくかを定め、サービス導入にコミットする支援、新規事業を一から立ち上げきる支援など本当に沢山の支援に携わりました。

伴走型のコンサル

皆さんコンサルと聞くと、リサーチをして頭を捻り戦略を定めるデスクワークをイメージされると思いますが、弊社のスタートアップへのコンサルでは事業に伴走して成果にコミットをしていきます。我々がコミットする目標は戦略構築ではなく、サービス導入社数であり、新規事業の立ち上げ・黒字化です。(そのために戦略構築は勿論します)

その目標実現の為には、社長と一緒に営業に行ったりもしますし、電話もかけまくりますし、商談もしまくります。新規事業構築に至っては、日々数字とにらめっこしながらどうすれば黒字化に持っていけるか頭を捻り続けます。

そんな支援をするなかでやはり様々な経営者の方ともお仕事をさせて頂きますし、プロジェクトを通して学ぶことも本当に多いです。コンサルタントはクライアントに成長をさせてもらうと言いますが、本当にその通りでクライアントから沢山のことを学び続けた一年となりました。

成果への圧倒的なこだわり

さまざまな企業の経営者の方とお仕事をさせて頂きましたが、やはり共通していることは成果への圧倒的なこだわりです。事業に対して誰よりもコミットしており、そこにかける想いが半端ではないです。当然だと思われるかもしれませんが、実際にその本気のこだわりと相対するとその熱量に最初は圧倒されました。

私たちが様々な検証をして導き出した結論に対しても当然本気でフィードバックがきますし、もしちょっとでもぬるいところがあれば厳しい言葉が飛んできます。でもだからこそ成果が出た時は誰よりも喜んでくれますし、その喜びを分かち合える時は至高の瞬間です。

そんな本気のフィードバックが飛んでくる中に新卒2年目という状態で戦いを挑む訳ですから、そのプレッシャーはやはり計り知れないです。自分が手を抜いたりお気にいったりして相対することが出来る相手でも無いですし、毎回毎回が本気の勝負でした。

特に新規事業を作るという経験は特にヒリヒリしており、成果が出なかったら撤退という中で毎日数字と向き合いどうにか成果を出すためにコミットすることはかけがえのない経験でした。コンサルという立場で関わるからには失敗は許されないですし、何があっても成果を出さないといけない、そこにプライドを持って挑むプロフェッショナリズムをこの経験を通じて学ぶことが出来たかと思います。(まだまだ未熟ですが)

コンサルタントという立場ではなくクライアントの一員として、事業部長として、その事業の責任を背負う。こういった思いが強く持てれば持てるほど成果に対してコミットが出来るし、より成果を出せるコンサルタントになれるんだと思います。

意思決定のスピードと勝負感

もう一つ共通して感じたことはベンチャーの意思決定のスピードの速さについてです。事業検証を進めていく中で日時で社内で検証結果を報告しながらディスカッションをして、週次でクライアントと事業の方向性についてのディスカッションをして、そこで意思決定して次の週にはその方向に向けて全速力でダッシュしていくというスピード感で日々が過ぎていきます。

このスピードは少しでも緩めることは許されないし、緩めた間に競合が出てきて、事業として手遅れになることも往々にある世界だということを痛感しています。その勝負どころを見極めて、勝負をかけると思ったタイミングでは一気にアクセルを踏む、この意思決定の勝負感と決断のスピードというものはやはり経営者の皆さんは半端ないです。これは勝てる、いける、勝負をかけるぞ、となった瞬間には予算を一気に割いて全軍前進の大号令というさまはまさに勝負師です。

このスピード感で勝負をしていくことは腹を決めていなければ間違いなく出来ないし、このスピード感で戦い続けるスタートアップ経営は本当にハードでエキサイティングなんだなと強く感じています。コンサルという立場としてもこのスピードをリードしていけるように更に邁進していかねばと強く思います。

スタートアップを牽引するコンサルタントへ

2020年、さまざまな企業、経営者の皆さんとお仕事をさせて頂いて、ベンチャーのスピード、成果へのコミットを身を以て知ることが出来ました。そして、現時点で出せる成果をどうにか力を振り絞り返してきたかと思います。しかし、まだまだクライアントをリード出来ている状態とは程遠く、ついていき成果を必死に出すのが今の現状です。2021年は、そんなベンチャー企業を牽引していけるような、自分が引っ張っていけるようなコンサルタントとして勝負をしていく一年にしていきたいと思います。

最後に、今年はクライアント企業の皆さまに本当に成長させて頂いた一年となりました。事業パートナーとして向き合って下さり本気で成果に向けてぶつかって下さったことが自分の血肉となり、成長に繋がっています。来年は成果という形で返していけるよう精一杯邁進して参ります。引き続きどうぞよろしくお願い致します!

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