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スキルよりもスタンスが先という話

こんにちは、ベンチャー向けコンサルティングを行うリブ・コンサルティングにて経営コンサルタントをしている大島と申します。

初めてのNoteになるのですが、自己紹介がてら自身の考える仕事論について発信してみようと思います。

この記事は主にこれから社会人になる方や社会人になって数年以内の方に向けて書いています。先輩方は「ふむふむ、そんな時代もあったな」なんて温かい目で見守ってくださると嬉しいです。

まず、簡単に自己紹介をすると私は今、リブ・コンサルティングという会社で働く新卒2年目のものです。会社では、ベンチャー企業の事業グロースのコンサルティングを主に行っており、最近はCROHackというオウンドメディアの立ち上げもしています。元々は京都の出身で、大阪の大学に通い、人材系スタートアップの立ち上げを経て今の会社にいるという経歴です。

そんな私ですが社会人になって働いてみて強く感じたことがあります。それがスタンスの重要性です。ここで言うスタンスとは、「ものごと(仕事)への向き合い方、姿勢」を指します。

仕事ができる人は皆、スタンスが良い

なぜスタンスが大事だと思うようになったかと言うと、社会人で若くから活躍をしていて凄いなと思う人達が皆、”スタンスが良い”からです。先輩に向かってスタンスが良いなんていうと少し語弊が生まれるかもしれませんが、仕事や人生に対しての向き合い方が皆さんとても素敵なのです。

少し抽象度が高いので私なりの言葉で”スタンスが良い人”の特徴を挙げると、「真面目である」「素直である」「当事者意識が高い」「他責にしない」「学び続ける姿勢がある」などとなります。優秀で若くから成果を残している方はどれだけスキルが高くても奢らず”スタンスが良い”のです。

彼らは仕事で私たち若手メンバーが失敗しても絶対にそれを若手メンバーの責任にしません。また、常に若手からも学び続けようという姿勢があり、若手の意見や気付きなども素直に聞き入れます。更に、自分の責任の範囲は勿論、自分の責任外の仕事やメンバーのことにも意識を持ち、何か力になれないかを常に考えています。

世の中で活躍している人は皆さん、大抵「スタンス」も良いし「スキル」も高いです。活躍のための必須条件なので当然と言えば当然です。(一部、尖っていてスタンスが悪くても、天才的にスキルが高い方はいますが、今は一旦例外とさせて下さい。笑 )

スキルが先かスタンスが先か

優秀な人はスキルも高くスタンスも良いというとても当たり前の話をしましたが、ここからが本題です。では、彼らみたいにスキルが高くスタンスが良い人に、最短でなるためにはどうしたら良いか。

僕はその答えがスタンス磨きにあると思っています。活躍している先輩方の話を聞いても、元からスキルが高かった人ばかりではありません。むしろ、元々スキルは無かったけど、人一倍真面目に頑張ったとか、素直に学び続けたとか、とにかく顧客のことを考え続けていた、とかそんな方が多いです。

つまり彼らの多くは、スタンスが良かった人たちで、後からスキルを身に付けて優秀になっていかれたのです。

これにはからくりがあると思っていて、それはスタンスの良い人はそうでない人よりも成長角度が高くなるということです。

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まず、スタンスが良いと一つの物事から学び取る量が変わってきます。他責にしたら悩まなくて良いことまで悩み、その悩みを乗り越えようとします。結果、人よりも多くの課題を解決することになり、それが自身の血肉になっていきます。

また、スタンスが良いと比例して与えられる機会が多くなるとも思っています。「スタンスが良く真面目で素直な若手」とスキルは高いけど「スタンスが良くなく、あまり言うことを聞かない若手」だとどちらに上司として仕事を与えたいかというと間違いなく前者です。その結果、挑戦の機会の量に差が付きその機会の量が成長の角度に大きな差を付けることになるのです。

そうして、元々はスキルが高かった人がスキルは低かった人けどスタンスが良い人に抜かれていくのです。

採用活動でも多くの企業がスタンスを評価している

私は大学時代ベンチャー企業向けのハイエンド層の人材紹介を行う会社で関西の統括責任者をしていました。その時に多くの企業の人事さんと話させて頂いたり、各社の人材要件を知る事になったのですが、ほとんどの会社でこの”スタンスの良さ”が人材要件に含まれていました。

どれだけスキルが高くても素直じゃなくスタンスの良くない学生は企業から求められていなかったのです。それは扱いにくいからでしょといった意見もあるかとは思いますが、私は多くの人事さんがその時(学生時代)のスキルの差は、その後一瞬にして逆転可能だということを理解しているからだと思っています。

元々新卒はポテンシャル採用なので、その時ちょっとスキルが高いことよりも伸びしろがどれだけあるかの方が重要視されるというわけです。

若手はスキルを追い求めがち

ここまで、活躍されている先輩方、新卒採用の評価基準という2つの切り口からスタンスの良さが大事なことを記してきました。そんな若手にとってとても大事になるスタンスなのですが、多くの若手はスタンスではなくスキルを磨こうとします。

ライティングのスキルであったり、セールスのスキルであったり、WEBマーケティングのスキルであったりを学ぼうとします。そのためにブログを書いてみたり、本を読んでみたり、マーケ会社でインターンをしたり・・。この気持ちはよく分かります。何も出来ない自分が不安で、何か手に職をつけたいという気持ちがあるのだと思います。

ここでスキルを磨くことは何も間違っていないのですが、この時にスタンスを意識していない人が多いと思います。スキルさえ身につければ大丈夫と考えている人が多いです。これはインターンを希望する学生とかと話していてよくわかりました。

だから、あえて言いたいのです。今磨くべきことはスキルではなくスタンスだと自分のスタンスとひたすらに向き合い、強化していくことが今一番大切なんだと。今、磨いたスタンスが将来高いスキルに変わる、その日を信じてスタンスを磨いてほしいのです。

一人でも多くがスタンスの大事さに気づくことを願う

自分自身、この事実に気づけたのは前職での失敗や今の会社での先輩方のフィードバックによるものが大きいです。元々全くスタンスが良くなく、むしろひねくれていた自分にスタンスの大事さを気づかせてくれた皆さんには本当に感謝しかありません。

そんな感謝があるからこそ、「このスタンスの大切さを一人でも多くの人に伝えたい」そう思ってこのNoteを書きました。

自分なりのスタンスの捉え方、スタンスの磨き方について、また皆さんからもご意見とかを沢山頂ければ嬉しいです。自分自身、改めてスタンスを見直して日々精進していきたいと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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