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制作日記No.114〈ダイアローグ⑤〉
2021年8月6日(金)
お疲れ様です。いたがきブログです。
乃木坂46メンバーの卒業後をテーマに、僕の妄想を短篇小説集にしようと企んでいます。
タイトルは短篇小説集『振り向けば青春 ~あの後の彼女たち~』です!
(略して #短篇小説集ふりはる )
ようやくその第一作目となる松村沙友理篇が完成しました! 無料で公開しています。
今日も今日とて、ロバート・マッキーさんの『ダイアローグ』を読んで学んだことを受け売りでご紹介します。
本日のテーマは、明瞭化と「語らず見せろ」です。
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▼まずは明瞭化から
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明瞭化はダイアローグが持つ3つの機能の1つ目です。(残りの2つはまたあした以降の日記で)
フィクション作品の設定、背景、性質など、読者がある時点で理解しておくべき事柄を整理する技巧のひとつ。
明瞭化は少なすぎると読者に混乱を生み、多すぎると読者は興ざめしてしまいます。
ある事柄を読者が知らなくてはならない、そして知りたいと思うちょうどそのタイミングで明瞭化を行うのが作家の腕の見せ所だそうです。
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▼「語らず見せろ」
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以前読んだ『小説を書きたい人の本』でも似たような言葉が紹介されていました。
「見せる」と「語る」の違いをめちゃくちゃザッックリ言うとこんな感じ、、、
「見せる」
→現実さながらのシーンを提示すること
「語る」
→登場人物に自身の考えや感情、過去などを長々と説明させること
まあこれだけでも「語る」がよくなさそうな匂いがプンプンしてますが、このあとマッキーくんが「語る」はダメよということを丁寧に説明してくれているので一部改変しつつ引用します。
登場人物がさまざまな障害に立ち向かい、目標を達成しようとするとき、そこで口にする言葉や行動によって読者はその人物の内なる思考や感情を感じ取る。しかし、作家が登場人物の口を借りて大した動機のない明瞭化を行うと、読者はつまらないセリフを口にした人物の内面へ通じる道をふさがれる。また、その登場人物が作者の考えを述べる代弁者になり果てれば、興味がしぼんでしまう。
このへんはもうグサグサ刺さってきて、本当に反省しかないです。
短篇小説集『ふりはる』松村沙友理篇は「語る」ばかりで、「見せる」が出来ていなかったです。書いた僕ですら、読み返している途中で興ざめしていくのを感じてしまいました。
紙の本として出版できるときまで松村沙友理篇はもう直しませんと宣言してしまったのですが、だいぶその気持ちが揺らいでいます。
本当にコレで完成と言っていいのかわからなくなってきました。こんな低クオリティーな小説を公開していても、誰の心にも響かないどころか逆効果なんじゃないかとさえ感じてしまいます。
そこそこ精神的にダメージをくらいつつ、また明日に続きます。
【出典】著者ロバート・マッキー『ダイアローグ 小説・演劇・映画・テレビドラマで効果的な会話を生みだす方法』(フィルムアート社、2017年、一部改変あり)
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原稿完成から推敲作業までのあいだを二週間空けなきゃいけないので、そろそろ松村沙友理生誕記念小説の執筆に取りかからないといけません。
(#生誕祭前日の8月26日が完成締め切り)
(#ていうか生誕記念小説なんて言葉あんの?)
▼コチラで作業風景をライブ配信しています
【執筆中のPC画面】https://0000.studio/itagakiblog
※アーカイブもあります!
【執筆風景】https://www.showroom-live.com/room/profile?room_id=354242
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では、また後ほどお会いしましょう。
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