空風の帰り道
さよならは悲しい響きだけど 君とならば愛の言葉
どうも在宅ワークス毎オムです。
わたしの職場は関東のほうにも拠点があり、関西で勤務しているとなかなか会えない同期がいる。
いわゆる理系職である私と、文系職であるその同期とはほとんど関りもなく、昨年の4月、入社してからの研修を2週間ほど一緒に受けたくらいだ。
とはいえ、10数人のそんなに多くない同期なので、毎日顔を合わせて同じ研修を受けて、グループワークをするのでみんな仲は良くなる。
2週間しか一緒にいなかったっけ?と思うほど仲が良かった気がするし、なんだか一生忘れないだろうな。という感じがする。
人生において、2週間しか顔を突き合わせていないのに、こんなにも親密になった気がするのは、やはり何もわからない中同じ苦難を乗り越えた的なつり橋効果のようなものなのだろうか?
ともあれ、そんなこんなでもう1年以上仕事でもかかわることがない同期の一人と同じ仕事をすることに少し前になった。
大げさなものではなく、片手間に参加するくらいのものなのだが、普段かかわらない部署の人と接するだけでもワクワクするのだ。
その会議はオンラインで行われるので、拠点間の壁もあまりなく、テレワークがメインになってきているので余り違和感がない。
その会議では間接的に会話することはあったが、こう「同期として」は接する機会がなかった。
そんな中、その会議にてその同期の人と2人で検討を進めるよう言われた案件があったので連絡する機会があった。
今はテレワークも進み、ミーティングも気軽にPCでテレビ電話で行えるいい時代になったと思う。
久々に面と向かって話すはずなのに、毎日顔を突き合わしているかのような感覚で話していた。
仕事の話もしながら、談をするのがとても楽しかった。在宅勤務続きで会社の人、特に同期と雑談のような会話ができていなかったのもあってなんだか「あ~生きてるぅ~」って感じがした。
思い返せば、会社の人と業務中気軽に雑談することもなくなった。
在宅勤務中は、相談事などがあるか、業務連絡のときにチャットやメール、テレビ会議はするが出勤していた時みたいに仕事の合間に「○○さん~」なんて声をかけたりかけられたりすることがないので本当に雑談などしなくなった気がする。
よくネットでは、不必要な会話が減り生産性が上がるから~みたいなのを見るが、個人的には結構人と雑談するのは大事だと思った。
人と会って話すだけで大分ストレスは軽減されていたんだなぁ~と思う。
と、そんなこんなで久々に普段会わない同期と会話する機会があったわけだが、やはり同期だと会社のブラックジョークなども言いやすく冗談交じりなことを言っているとアイデアもたくさん出てきた。
雑談は大事なのだ。
そのなかで、転職の話をしていると(お互いするわけではないが)、私は「あ、人生で同期と呼べる存在はもう今の会社の人たちが最後なんだな」と思った。
転職すれば近い時期に入社、などはあるかもしれないが。
学生、会社の新卒採用のように同じ世代としてくくられるのはこれで最後なのか。となんだか寂しくもなった。
同期だからなんだ。と思う方もいるかもしれないが、なにかと同じ苦難を乗り越え、なにかと馬鹿なことをして、なにかと気軽に話せるコミュニティは特別だ。
入社して2週間しか一緒にいなかった同期達に何か特別な親近感を感じるのはそういうことなんだと思う。
さよならは悲しい響きだけど、もし誰かが転職してしまっても、会社今の同期とはずっと何かでつながっていられる気がする。
ではでは。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?