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ゴールが決まるということ、ゴールを撮ったということ【FC刈谷 4/16】

こんばんは、板近 代です。

「観客席から好きなチームを撮る」

私は今年に入ってサッカーチーム「FC刈谷」の試合に何度か行き、撮影をしました。

先日、4月16日もFC刈谷です。


これが本当に充実した時間でFC刈谷のファンとして、カメラ好きとして、とても楽しい行為であるのですが……これがまたメンタルにバチバチくる特別な楽しさなのですよね!

真剣勝負の試合中――――

ファインダーを覗く瞳や、シャッターボタンにかけた指がビリッビリしびれるような気すらする緊張感。

FC刈谷の写真を撮ることで私自身の集中力が強化されたのではないかと思うほどの、鋭利な刃物にも似た撮影体験。

そんな、真剣であれる楽しさ。

楽しさではなく「歓び」と書いたほうが、近い感覚かもしれません。

ゴールが“撮れた”日

前回撮影した4月2日の試合にて、私はあることに成功しました。

FC刈谷が決めた全2ゴールを撮ることができたのです。

これは本当に嬉しいことでした。

あまりの嬉しさに「この写真が撮れた今の私ならばっ! 新しいカメラを買ってよし!」と、サッカー撮影のために一台購入してしまったほどです。

「サッカーをより深くより熱く撮るために」

ここまで具体的な目的を持ってカメラを買ったのははじめてのことでした。

ただ同時に、この日は“あまりにも上手くいきすぎた日”であることもわかっていました。

仮に「次も同じように撮れるのか?」という問いかけをされたとしたら…………「はい、撮れます」と言える自信がなかったのです。

だからこそ私は思いました。

「撮ってみせる!」

この意志を持ち続ければ、いつか「撮れた」ではなく「撮った」と言えるようになるのではないかと。

だから私よ、より強い目標を持て!

「ゴールシーン“も”撮る!」

サッカーは名場面の連続だ!

技術不足は“もっと”いっぱい撮ることで補え!

私は、今まで使っていた128GBの倍の容量である256GBのSDカードを注文したのです。

勝利を目指す名場面

この日の対戦相手は、中京大学FC。

3月26日、同点のまま突入したPK戦の末、FC刈谷に勝ったチームです。

中京大学FCと再び戦うことになった、4月16日。

この日は、ルール上PK戦はありません。

ありうる結果は三つ。

勝ち、負け、引き分け。

願うは当然、FC刈谷の勝ちです。


前回の試合と同じく……いえ、いつもの戦いと同じく勝利を目指す選手たち。

駆けるその姿からも「絶対に勝つんだ」という強い意志が伝わってきます。

今日は、第58回東海社会人サッカーリーグ1部の開幕戦。

東海社会人サッカーリーグの上にはJFLというリーグがあります。

東海社会人サッカーリーグはJFLへと続く道。

強くなければ、その道を駆け上がることはできません。

強さの定義は様々。

世の中にはたくさんの強さがあります。

その中で――――今、求められている強さは勝利という名の強さ。

サッカーで勝利するためには相手よりも点をとらねばなりません。

つまり、勝利の最低条件とは点をとること。

ここから、4月16日の試合にて点をとったFC刈谷の選手たちの姿を紹介させていただきます。

言葉は添えません。写真のみをご覧ください。

1点目 背番号8 齋藤雅之選手

2点目 背番号17 福田凌生選手

3点目 背番号17 福田凌生選手

勝利の点を守り抜け!

福田選手の3点目が決まった時点で、中京大学FCの得点はゼロであったのですが、試合終了が近づいてきた86分に1点とられてしまいます。

さらに終了へと近づいたアディショナルタイム1分にて…………もう1点とられてしまいました。

その差、1点。

サッカーの得点は1点ずつしか入りませんから、中京大学FCが次に狙うのは同点、引き分けです。

でも中京大学FCの選手たちは、残り時間が少ないにも関わらず勝とうとしているように見えました。

諦めない中京大学FCを前に、FC刈谷も一歩も引きません。

勝利のための選択。

早くボールを奪いたい中京大学FCと、少しでも時間を使いたいFC刈谷。

そこには派手さも華やかさもありません。

力いっぱい踏ん張り耐える。

地味だけれど凄まじい攻防戦。

それでも試合は終わらず、ボールはFC刈谷の守るべきゴールに向かって運ばれます。

それでも!

FC刈谷は1点差をキープ!

必死に守り続けた結果、中京大学FCに勝利したのです!

第58回東海社会人サッカーリーグ1部は、同じチームと二度戦うリーグ戦。

そして、この試合は開幕戦。

つまり、もう一度、FC刈谷と中京大学FCは勝ち点をかけて戦うことが約束されているのです。

その戦いは――――9月23日。

RESPECT

忘れもしない、雨の中のPK戦。

その勝者である中京大学FCに勝った。

その嬉しさは特別なものでした。


3点とった後に2点とられた激闘。

その戦いを制した選手たちの姿を見た喜びは、特別なものでした。


自分の目標であった、ゴールシーンの撮影にも成功。

ゴールシーンだけでなく、ゴールを守り抜こうと奮闘した姿も撮れた。

さらなる点をとろうと走りまくった姿も撮れた。

熱く戦う選手たちの姿が撮れた。

サッカーを撮るために選んだカメラとともに撮った結果、撮れた。

それらの写真は、私の大切な宝物です。


その宝物のひとつ。

FC刈谷のサポーターがいる席の前まで来てくれた、中京大学FCの選手たちの写真。

同じように、FC刈谷の選手たちは中京大学FCを熱く熱く応援していた人達の前に行っています。

「リスペクト」

本物のリスペクトがあるこの場でゴールを撮ったということは、どういうことなのか。

それを言語化できる日はまだ先になると思いますが、私はこれからも「ゴールを撮る」ということに挑戦し続けたいと思います。

たとえ撮れなくとも、諦めずに。

あとがき:FC刈谷を見に行きませんか?

もしかすると、お読みいただいている方の中に私の記事をきっかけにFC刈谷を知ったという方がいるかもしれないと、このあとがきを書いております。

そういう方がおられましたら、FC刈谷の公式サイトTwitterをご覧いただきたいと思うのです。

そしてできれば、試合も。

会場に来ればわかると思いますが、みなさん思い思いのスタイルで観戦されています。

私のように撮影する人。

じっと座って観戦する人。

そして、旗を振り応援の歌を歌う人達。

その歌がまた、素敵なのですよね。


方向音痴な方は、早めに会場に向かうことをおすすめいたします。(私も、超方向音痴でございます)

駐車場がわかりにくかったり、会場が大きな公園の中にあったりして迷うこともあるかもしれませんので。

早くつけばウォーミングアップをする選手を見れたりもしますよ!

また、FC刈谷の試合は無料で開催されることも多く、受付などがない試合も多いので「本当に無料で見ていいの? 観戦禁止とかじゃない?」などと、心配になる方もいるかもしれません。

そのあたりは、試合前になるとこちらのページのように公式から「有観客試合、観戦無料」というような情報が観戦ルールとともに発表されますのでそちらを参照するとよいかと思います。

公式Twitterでも情報更新のお知らせをしてくれますよ!


あとオンラインショップをチェックするなどしてユニフォームの特徴を覚えておくと、目印になってくれます。

観戦する人達の中にはユニフォームを着ている方もいますので「あの人達が向かうほうが会場か」ということがわかるのですね。

毎年変わるユニフォーム。

試合会場では今年のユニフォームだけでなく、様々な年代のユニフォームが見れて楽しいですよ


あとこれは私の個人的な考えなのですが、多分、サッカーのルールとかよくわかってなくても楽しめます。

私もサッカー観戦をはじめたころは「ボールがゴールに入ればゴール、キーパー以外は手は使っちゃだめ」くらいの認識でしたが、すごく楽しめましたし。

それに、ルールがわからなくともFC刈谷の選手たちがかっこいいのは間違いなく、選手たちが熱いことも間違いありません。

今日記事にさせていただいた“4/16日の試合”を見に来ていれば、これからお見せする勝利の笑顔をその目で見れたということも間違いありません。

本当の笑顔が見れる場所というのは、とてもとても、尊いものだと思います。

それでは“思ったよりも長くなってしまったあとがき”までお読みいただき、ありがとうございました。

撮影情報

⚽撮影日等
撮影日:2023年4月16日
第58回東海社会人サッカーリーグ1部 第1節
vs 中京大学FC
会場:中京大学豊田キャンパスサッカー場

⚽撮影機材等
PENTAX K-3 Mark III
HD PENTAX-D FA★70-200mmF2.8ED DC AW

PENTAX K-1(アップグレード済み)
HD PENTAX-D FA 28-105mmF3.5-5.6ED DC WR

Lightroom Classic(RAW現像)
Photoshop 2023(トリミング)



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