おしまいによせて

こんばんは。板橋競馬倶楽部です。

今年のGⅠレースも有馬記念とホープフルステークスを残すばかり。昨年の有馬に「天馬」をぶち込み、板橋の中心でインチキを叫んでからあっという間に1年が経ってしまいました。

振り返ればこの1年、板橋競馬倶楽部の躍進はめざましいものがありました。わずか3人でスタートした部員の数は36人と大幅に増え、リベンジを誓った宝塚記念の第二次「天馬」では見事50万円の払い戻しを達成しました。

鴨鍋画伯と用地ちゃんの2大画伯によるグッズ販売もあり、潤沢な資金を手にした我々は金沢高知帯広の各場で計6回の冠レースを開催しました。部員有志による冠レース観戦ツアーがたびたび行われ、地方競馬ひいてはコロナ禍にあえぐ地方経済の活性化に微力ながら寄与しました。

秋には念願の一口馬主デビュー。出資馬のガーディアンベルは3戦を走ってまだ勝利できていないものの、倶楽部屈指の競馬通が自身の競馬人生を賭けて選んだ馬ですから、来年は必ずや日本ダービーを走っていることでしょう。

12月になるとノベルティが完成しました。鴨鍋画伯のいかしたロゴマークが燦然と輝く手帳、そして「電脳競馬集団」の名が入ったサインペンです。金に糸目をつけなかったため、文房具屋で販売できるほど高品質のものができました。

板橋競馬倶楽部がクソ物件オブザイヤーを席巻したのは記憶に新しいところです。さらに「KBOY2021記念」の予想もぴたりと的中し、電脳競馬集団の面目躍如。2021年はまさに板橋競馬倶楽部のためにあったと言っても過言ではないでしょう。

この勢いをそのままに、来年は倶楽部としての規模をさらに拡大し、高配当をぶち当ててモノホンの馬主になってやろうじゃないか! などと夢は膨らむばかり……のはずだったのですが。

「天馬」は今回で終わりです。

突然こんなこと言ってごめんね。でも本当です。

宝塚の天馬で50万円が当たった時、大興奮しながらも頭の片隅で「しまったなあ」と考えている自分がいました。

僕はただ、ギリギリのところで馬券を外して、みんなでインチキを叫びたいだけだったのに、なぜかロングコートチワワが買えるほどのまとまったお金が転がり込んできてしまったのです。

お金を手にしてこんなに困ったことはありません。冠レース、出店祝い、一口馬主、ノベルティ、使っても使ってもお金が減らない! 「KBOY2021記念」で外してやろうと思って馬券を買ったら、逆に増えて戻ってきてしまいました。呪われてるんですか!?

「黙って着服すればいいじゃない!」という声も聞こえてきそうですが、そんなことできるわけないだろう! こちとら小心者なんだ! なんならエクセルでちまちまと収支つけ始める始末。いい加減に僕を苦しめるのはやめてください。

来年もこんなことを続けていたら「お金を使わなきゃいけない」というプレッシャーに押しつぶされて死んでしまう! まだ生きたいんです! というわけで、今回で「天馬」はおしまい。有馬記念に10万円をぶち込んでファンドは解散します。

いいか? 絶対に当たるなよ!

「板橋競馬倶楽部リーディング」もおしまい。

「板橋競馬倶楽部リーディング」も終わりにします。

今年のリーディングは平地の全重賞約130レースが対象です。勝った日も負けた日も、誰に頼まれるわけでもなくnoteをまとめ、時には感情を失いながら機械のようにひたすら「おめです!」とタイプした日もありました。

競馬にのめり込むあまり、最初は重賞だけを楽しんでいたのが、いつの間にか朝から夕方までお馬さんのかけっこを眺めるように。そうこうしているうちに世間は緊急事態から平常モードに戻り、僕の口座からは20万円がなくなっていました。クソが!

こんなペースで続けていたら時間とお金がいくらあっても足りない。来年はもう少し落ち着いた態度で競馬と向き合いたいと考えています。競馬とともにあったこの1年は充実し、学びにあふれたすばらしい日々だったことは疑いのない事実です。決して後悔はしていません。20万返せ!

板橋競馬倶楽部はもうちっとだけ続くんじゃ

「天馬」も「リーディング」も今年で終わりますが、板橋競馬倶楽部がこれで解散というわけではありません。

来年も僕らは変わらず「インチキ!」とか「おめです!」とか言っていると思いますし、ガーディアンベルのその後もこのnoteでお伝えしていかなければいけませんしね。

面白そうなことがあれば気まぐれに取り組んでいきたいと思います。このnoteを読んでいるあなたも、うかうかしているといつの間にか板橋競馬倶楽部のDMに収容されているかもしれませんよ?

長くなりましたが、我らが「天馬」のラストランとなる有馬記念は今週日曜。どの馬が真の天馬なのか? しっかりと目に焼き付けておいてください。いいか、絶対に当たるんじゃないぞ!

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