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【価格別】FAQシステム・FAQツール 全18製品を比較

よくある質問を登録し、ユーザー向けに公開できるFAQシステム。顧客サポートはもちろん、社内問い合わせやコールセンターのナレッジ共有の目的など、幅広く使われています。

効果的なFAQは、サポートチームから見れば「問い合わせの削減」になり、顧客から見れば「困りごとのスムーズな解決」につながります。

そんな役立つFAQを作成・公開できるシステムをどのように選べばよいでしょうか。

FAQツールの情報が多すぎる

ツール導入を検討していて、こんなことはないですか?

・広告や比較サイト、オウンドメディアの情報が多すぎて見切れない
・FAQツールが多すぎて、目的に合うものが探し出せない
・FAQツールを探したいのに、ヒットしたページの前置きが長すぎる
・FAQが欲しいのに、チャットボットの情報が多く混ざっている
・本導入を進めていたら、見つけられなかった別候補が出てきてしまった

中でも、当初見つけられなかった製品を後日発見し、「これもいい製品では?」となると困りますよね。

情報量より、網羅性を大事に

こちらの記事では、情報の量よりも、製品の網羅性・一覧性を大事にします。また、可能な限り、製品カテゴリ・ジャンルに忠実に区分します。

リストに掲載していない製品

・FAQページが公開できない、チャットボットツール
・社内向けの情報共有、ナレッジツール

製品の情報は、以下5項目と最低限

  • キャッチコピー(製品サービスの特徴を表すキーワード)

  • 利用料金(初期費用、月額費用)

  • 提供元(ツールの開発・販売会社)

  • 製品サイト(製品サービスの公式サイト)

  • 製品公式の案内(特徴がわかりやすい、サイト概要文や説明文の引用)

興味のあるFAQシステムが見つかれば、製品サイト、レビューサイトで確認してみてください。

月額費用別 FAQシステムのまとめ

各社のFAQツールを月額費用の小さい順に、下記のような価格レンジごとにまとめています。また、個別見積もり・サイト上に料金の記載がないものは最後にまとめています。

  • 無料~月額10,000円(税別)まで

  • 月額10,000円~50,000円(税別)まで

  • 月額50,000円(税別)以上

  • 個別見積もり・サイト上の記載なし

それでは、早速見ていきましょう。


FAQシステム(無料~月額10,000円まで)

1. Tayori

キャッチコピー:顧客対応効率化に必要な機能をノーコードで
初期費用:サイト上に記載なし
月額費用:フリープラン無料、スタータープラン3,400円より
提供元:PR TIMES
製品サイト:https://tayori.com/
#マーケティング #社内ヘルプデスク  #カスタマーサポート

Tayoriは、50,000アカウント以上が導入するカスタマーサポートツールです。フォーム、FAQ、アンケート、チャットの4つの機能を活用して、カスタマーサポート業務から各部署における社内業務の効率化をサポートします。

製品サイトより

2. ナレッジリング

キャッチコピー:ナレッジ共有を促進する クラウドFAQシステム
初期費用:無料
月額費用:フリープラン 無料より
提供元:CBIT(シービット)
製品サイト:https://faq-system.com/

【業界コスパ最大クラス】低価格なのに高機能!クラウドFAQシステムをコストパフォーマンスと実績で選ぶならナレッジリング!コールセンターやヘルプデスクを中心に誰でも簡単らくらく操作で業務効率を最大化!導入・運用も強力にサポートいたします。

製品サイトより

3. ヘルプミーセンター

キャッチコピー:エクセルFAQを、5分でヘルプサイトに
初期費用:無料トライアル中
月額費用:無料トライアル中
提供元:Helpme center
製品サイト:https://helpme.center/ja

ヘルプミーセンターは、Excel・GoogleスプレッドシートのFAQから、簡単にヘルプサイトが作れるサービスです。社内のマニュアル・ナレッジサイト、リリースノートなどにも活用できます。また、外部サイト上でFAQを表示し、ユーザーからの問い合わせを削減することもできます。

製品サイトより

4. Zendesk for service

キャッチコピー:ノウハウを徹底的に管理・活用
初期費用:無料
月額費用:Suite Team 49ドル~(エージェント1名あたり)
提供元:Zendesk
製品サイト:https://www.zendesk.co.jp/service/help-center/
リリース:2012年(日本語版)

Zendeskは、カスタマーサポート・サービス管理を効率的に行えるシステム・ソフトウェアを開発・提供。在宅コンタクトセンターへの導入など、全世界で200,000社を超える企業での導入実績。無料トライアルあり。

製品サイトより

FAQシステム(月額10,000円~50,000円まで)

1. CollasQ

キャッチコピー:内部FAQ活用でお問い合わせ対応が効率化
初期費用:無料
月額費用:3万円より
提供元:コラボス
製品サイト:https://collabos-service.jp/service/support/faq/

このサービスにより、FAQ情報を蓄積することができ、企業のホームページの「よくある質問」として掲載したり、オペレーターが回答を検索する際にも利用することができ、オペレーターの覚える負担を軽減し、回答の統一化も図れます。

製品プレスリリースより

2. SyncAnswer

キャッチコピー:クラウド型FAQシステム
初期費用:エントリープラン 25万円
月額費用:エントリープラン 5万円より
提供元:SyncThought
製品サイト:https://www.syncanswer.jp/

クラウド型FAQシステム(Q&Aシステム)で、コンタクトセンターにお客様から電話やメールで寄せられる「よくある問い合わせ」と「回答」を FAQ(Q&A)として簡単に作成し、管理できます

製品サイトより

3. COTOHA Chat & FAQ

キャッチコピー:お問い合わせ対応を効率化!
初期費用:無料
月額費用:5万円より
提供元:ドコモビジネス
製品サイト:https://www.ntt.com/business/services/application/ai/cotoha-cf.html
※ チャットボット製品ですが、FAQサイトUIでも公開できるため掲載

COTOHA Chat & FAQは、問い合わせ対応を効率化する「AIチャットボット」です。独自の意味検索エンジンで利用者の質問の意図を読み取り、事前学習なしでも70%以上の高い精度で回答できます。13言語へのリアルタイム翻訳も可能です。

製品サイトより

4. KotaMi

キャッチコピー:クラウド型AI-FAQサービス
初期費用:30万円
月額費用:5万円より
提供元:新日本コンピュータマネジメント
製品サイト:https://kotami.scm-net.co.jp/

KotaMi(コタミ)は、AIがFAQの内容を分析し学習する『クラウド型AI-FAQサービス』。人に問い合わせをするかのように、聞きたい事を文章で検索できます。使えば使うほど求めているFAQにたどり着きやすくなる『答えに導くFAQ』です。

製品サイトより

5. AI FAQ

キャッチコピー:チャットボットと連動可能なFAQサイト構築ツール
初期費用:5万円
月額費用:5万円
提供元:ユーザーローカル
製品サイト:https://faq.userlocal.jp/

ユーザーローカルのAIを活用したFAQシステムでユーザーの自己解決を促進、「AI FAQシステム」は、チャットボットと連携させると正答率データからQ&Aを自動最適化するAI機能を持っており、利用者が早く回答までたどり着けるFAQページを構築できます。

製品サイト、プレスリリースより

FAQシステム(月額50,000円以上)

1. アルファスコープ

キャッチコピー:シンプルでわかりやすいFAQシステム
初期費用:40万円より
月額費用:10万円より
提供元:プラスアルファ・コンサルティング
製品サイト:https://www.a-scope.com/

アルファスコープ は、顧客接点(FAQサイト・コールセンター・チャットボット)と多角的なログ、データや顧客の声の分析によってナレッジ精度を向上させ、最適な情報を提供することができます。

製品サイトより

2. QA ENGINE

キャッチコピー:世界最先端の人工知能による質問応答システム
初期費用:無料
月額費用:30万円より
提供元:Studio Ousia
製品サイト:https://www.qaengine.ai/

カスタマーサポートや社内ヘルプデスクの効率化に誰でも簡単に導入できる高精度の質問応答システム。QA ENGINEは、人工知能の国際クイズコンペティションで連続優勝、人間のクイズ王チームにも勝利した高精度な質問応答のAPIです。

製品サイトより

FAQシステム(個別見積もり・要問い合わせ)

1. Helpfeel

キャッチコピー:どんな質問にも答えられる本当に役立つFAQシステム
初期費用:個別見積もり
月額費用:個別見積もり
提供元:Helpfeel(旧Nota)
製品サイト:https://helpfeel.com/

欲しい情報がすぐ見つかり、ユーザーにもCS担当者にも優しい「よくある質問ページ」を簡単に構築できるAIシステム「Helpfeel」。Helpfeelがお客様の質問になんでも答え、CS担当者やコールセンターの負担を削減。

製品サイトより

2. sAI Search

キャッチコピー:ユーザーの疑問をAIが先回りして予測する
初期費用:個別見積もり
月額費用:個別見積もり
提供元:サイシード
製品サイト:https://saichat.jp/saisearch/

sAI Search(サイサーチ)は自社開発のAIエンジンを搭載した全く新しいFAQ検索システムです。AIが顧客の疑問を先回りして予測するため、検索せずに回答に辿り着くことが出来ます。

製品サイトより

3. TRAINA FAQナレッジ

キャッチコピー:「コトバ」に強い日本発AIソリューション
初期費用:問い合わせ
月額費用:問い合わせ
提供元:野村総研(NRI)
製品サイト:https://www.traina.ai/faq/

TRAINA FAQナレッジは、人工知能を活用し窓口業務の効率化と高度化を支援するソリューションです。対話を繰り返すことでAIが自己学習し精度を向上します。TRAINA/トレイナは、野村総合研究所の開発による日本発AIソリューションです。

製品サイトより

4. PKSHA FAQ(旧OKBIZ. for FAQ)

キャッチコピー:国内シェアNo.1 FAQシステム
初期費用:問い合わせ
月額費用:問い合わせ
提供元:PKSHA Communication
製品サイト:https://aisaas.pkshatech.com/faq/

『OKBIZ. for FAQ』は『PKSHA FAQ』へリブランドしました。11年連続シェアNo.1。最も利用されるFAQシステム。充実の機能と活用支援で問い合わせ対応業務コストの削減。

製品サイトより

5. FastAnswer2

キャッチコピー:FAQナレッジシステム
初期費用:問い合わせ
月額費用:問い合わせ
提供元:テクマトリックス
製品サイト:https://fastseries.jp/product/faq/fastanswer2/

FastAnswer2は、テクマトリックスが提供するFAQナレッジシステムです。膨大なFAQやナレッジの作成・検索・管理を容易にし、「よくある質問」を最適化。コンタクトセンター内の生産性向上とお客さまの自己解決率向上で、カスタマーサービスの効率化を実現します。

製品サイトより

6. ふれあいコンシェルジュ

キャッチコピー:自然言語AI・QA支援システム
初期費用:問い合わせ
月額費用:問い合わせ
提供元:北日本コンピューターサービス
製品サイト:https://www.kitacom.co.jp/fureai

AI検索でFAQをおすすめ順にランキング表示するからスピード解決!検索も管理もカンタンシンプルだから、パソコンが苦手でもすぐ使えます。
問い合わせニーズ把握、AI自動学習など支援機能を多々備え、継続的な業務改善が見込めます。顧客向けFAQ、コールセンター、社内ヘルプデスク等の現場でご活用いただけます。

製品サイトより

7. i-ask

キャッチコピー:見つかるFAQシステム
初期費用:問い合わせ
月額費用:問い合わせ
提供元:スカラコミュニケーションズ
製品サイト:https://scala-com.jp/i-ask/

i-askは、企業に寄せられる「よくあるご質問と回答」を簡単に作成・管理することができるFAQ管理サービスです。お客様や社員・代理店の方から日々多く寄せられる質問を、あらかじめWebサイト内に掲載しておくことで、お客様自身での自己解決を促進し、顧客満足度の向上と業務効率化を実現します。

製品サイトより

こうしてFAQシステムを整理してみると、初期の製品では、すでに20年以上の歴史があることがわかります。

インターネットが生まれ、本格的に普及が始まった2000年頃には、すでにFAQシステムも誕生していたことになりますね。

FAQシステムの比較ポイントとは

FAQシステムを選ぶ上で、絶対的な正解はありません。FAQツールを導入する目的、課題、ニーズ、予算によって違ってきます。

FAQシステムを選ぶというよりは、どのFAQシステムベンダーを選ぶかということが大事になってきます。

なぜなら、FAQで成果を出すためには、ツールの機能はもちろん、導入や運用にあたっての支援も重要になってくるからです。

たとえば、以下のようなポイントでFAQシステムベンダーは異なってきます。

  • 社内向けか、顧客向けか

  • FAQの作成・整理から支援を受けるか、自社で行うか

  • FAQの更新・チューニング・分析を依頼するか、自社で行うか

  • FAQ以外に必要な機能はないか

  • 他のシステムとの連携は必要か

  • 独自の追加開発が必要か

  • 予算はどれくらいか(投資対効果を含め)

このあたりのことは、また別の記事でも書こうと思います。

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