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FLCL

メディカルメカニカを背景にONE LIFEが流れているシーンを思い浮かべると、ONE LIFEが流れているのにもかかわらず私の中でのBGMは【金魚鉢/たま】であることが多い気がする。
曲が重なっているわけではないのだが、脳内イメージを言語化するのが難しい。
音楽を含めてワンシーンなので、その全体像の後ろで流れているのが、フリクリという世界のBGMが私の中では金魚鉢なんだろうか。
かたつむりっていう分かりやすい共通の符号もあるけれども。それよりむしろ、言葉の意味を排除して歌を演奏の一部として聞いたときのイメージが似通っている気がする。

フリクリ、VHSとDVDごちゃ混ぜで全巻持っていた。漫画も読んだ。別物としてよかった気がする。別物だからよかったのかもしれない。小説はいいやって読まなかった。
正直内容もろくに覚えていない。でも音楽と一緒になら思い浮かぶシーンが多々ある。
たぶん私の中では音楽作品に分類されていると思う。ストーリーを考察したり理解したら、それはそれで面白いにしても自分の中で違ってしまう。
メディカルメカニカなんかもそうだが、キャラクター名や呼称諸々、作中に出てくる【音】が自分に合ってた。

アニメを見ていて音がすべて違和感なく入ってくるのは、私にとっては珍しい。珍しいというか、どこにも違和感がなかったのはフリクリくらいな気がする。
the pillowsの曲は世界に完全一致していた。差し替え不能。曲がなかったらフリクリじゃない。
脚本、作画、音楽、演技、欠かせない作品のパーツとして存在している感じ。
あまりにも作品そのものだからこそ曲に脳内BGMがついちゃう。

もう一度、という気持ちもありつつ、今あるイメージを壊したくもないんだよなあ。

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