南インド料理研究家 真更薫さんが作るミールス 巡るインドさんへ行って来ました!
いすみ市を中心とする外房エリアでの魅力的な活動などを,毎月現地取材をしご紹介しています.今月は,下記の情報をお知らせします♪
今回は,いすみ市岬町にある【巡るインド】さんのご紹介です🎵
南インド料理研究家の真更薫さんが,インドを旅し,自分の目で見て歩き過ごされた経験と解釈をもとに,南インドの伝統的な定食「ミールス」を提供されています♫•*¨*•.¸¸♪✧
インドの方は毎日こんなに美味しいもの食べてるの!?
真更さんのミールスを初めて食べた時の感想です.ミールスというものを食べたのも初めてでした.めちゃくちゃ美味しくてビックリ!!!←
ミールスの食べ方は,ちゃんと説明書きもあって安心です🎵
数種類並ぶカトリと呼ばれる小皿に盛られた副菜とご飯を,混ぜながらいただくのですが,お野菜の味はもちろん,噛み締めるごとに広がる様々な味.次はこれとこれを混ぜて食べよう🎵んまぁ!といった具合に,味の変化を感じられるのがまた楽しいのです!楽しいからか,食べ終わるのが寂しい.まだ食べているのに,既にまた食べたい.筆者はそう感じました.
ご飯は一度おかわりができ,筆者は同じ量をおかわり🎵ペロリです.
真更薫さんのこだわり
真更さんの作るミールスの味付けは,スパイスと塩のみです.
それだけで,この多彩なバリエーションの味が作られている事に驚きと感動です.また,日本人の口に合うような調整などは一切しておらず,真更さんが現地で食べ,研究を続け,南インドのミールスを体現している事もポイントです.使う野菜も,地元の野菜をシーズン毎に日替わりで使用されています.
とある日のミールスをご紹介
「食べ方には絶対的なルールは無いと思うので,皆さんが自由に楽しく食べていただければ嬉しいです」と真更さん.
ドリンクもオススメ✧
ぜひ飲んでいただきたいのは,真更さんがインドの伝統製法で作るマサラチャイ.この日はショウガをメインに,シナモン,クローブ,カルダモンのスパイスをブレンドしたチャイでした♪
真更薫さんのこれまでとこれから
インドとの出会い
真更さんのインドとの出会いは会社員時代に行った旅行だったそうです.ある時たまたま入った本屋で見つけた本の中で紹介されていたインド.真更さんはその中の,ヒンドゥー教の最も聖なる地と言われているバラナシに興味を持ち,旅行先として旅に出ます.
ガンジス川の辺りで,自分の死を待つ者,亡くなった遺体を火葬し,その骨を川へ流す.日本では決して見ることのできない,人間としての,より人間らしい営み,生きる死ぬのリアルを目の当たりにするのです.
そういった人々の日々の営みや,〝死〟と密接に関わる部分.他にも,解釈が人によって違う部分を潰し合いするのではなく,認め合って共存していくこと.かつ,カースト制度など相反する価値観をも許容している.そういったバランスのあるインドに魅了され,もっとインドに行きたい!もっとインドを知りたい!と思った真更さんは,インドと関わり続ける事が出来る仕事をしたいなぁと考えます.
南インドのキッカケ
日本の約10倍もあるインド.南インドがあれば,北も東も西もあり,同じインドという国の中で,場所ごとに人種も違えば,文化も料理も違うそうです.真更さんが最初に訪れたバラナシは北インド.そこから,南インド料理研究家となったキッカケは,鎌倉で食べた南インド料理だったそうです.
元々料理好きであった真更さん.料理研究家になって,旅をしながら学び続け,それらを提供するお店を開きたい.そう考えた真更さんは,会社員を辞め,インドへ研究の旅に出ると決めます.その旅立つ直前,日本の鎌倉で,南インド料理に出会うのです.そこで食べた料理のあまりの美味しさに感動し,店主さんに,この料理はどこで学べるのかを教えてもらいます.それは,南インドのカライクディという街のチェティナード料理でした.そこから,カライクディへの滞在を決め,南インド料理研究家 真更薫の旅が始まるのです.
いすみの理由
2022年4月,今の場所で巡るインドさんはオープンしました.ご縁もあって今の場所を知り,今の物件との出会いがいすみとの出会いだという真更さん.
電線が無く,1本道が続き,大きく空が広がる窓からの景色が,どこかインドと通じるものがあると感じ,この場所に決めたそうです.
この場所でオープンする以前は,インドから帰ってきては,自宅に友達を呼んで,定期的にミールス会を開いていたようです.すると段々と,友達が友達を呼び,直接知らない人も来るようになり,2021年夏には,間借りカレーにて店舗営業を開始.そして現在に至ります.
自分の中でどう解釈されて,それをどう体現するか.
最後に真更さんは,今後も大切にしていきたい思いを語ってくれました.
大事な部分は味だけでは無く,味の裏側にはインドの歴史も文化も宗教も綿密に詰まっていて.その背景を知っているか知らないかも,最終的な味や雰囲気に出てくるんじゃないかと考えています.
なので,それらは自分の足で,自分の目で体験する以外方法は無いと思っていて,インドを旅していく中で,真更薫というフィルターを通して,もちろん,自分の癖や感覚それらの影響を受けながら,自分の中でどう解釈されて,それをどう体現するか.
これからも毎年インドを旅しながら,自分自身の新陳代謝や研究を続け,そして巡るインドで皆さんに,南インド料理を届け続けたいです.
2月から1ヶ月間,インドへの旅に出ます.帰ってきた真更薫は,どんなインドを纏っているか,乞うご期待くださいませ.
店舗情報(料金・営業時間・アクセス)
※注意※ 2月の1ヶ月間インドへの研究旅のため,1ヶ月と少し休業となり,再オープンは,3月上旬の予定です.最新の情報はインスタグラムをご確認ください.
【料金】※税込(メニュー抜粋)
ミールス ¥1,850-
ノンベジアイテム ¥450〜
マサラチャイ ¥400-
カルダモンラッシー ¥400〜
ターメリックティー ¥400-
支払い:クレジットカード・各種バーコード決済対応
【営業時間】
11:00〜15:00
営業日:土曜・日曜・月曜・火曜
【アクセス】
巡るインド
千葉県いすみ市岬町井沢300-1
駐車場:お店向かいの空き地8台
※注意※ 2月の1ヶ月間インドへの研究旅のため,1ヶ月と少し休業となり,再オープンは,3月上旬の予定です.最新の情報はインスタグラムをご確認ください♪
〰︎取材後記〰︎
巡るインドさんに行ったあとは,なんだか心も体もポカポカします.ご飯2杯分も食べたのに,不思議と全然重くない.身体が喜ぶ食事だなぁと感じています.
一つ一つ丁寧に料理の説明をしてくださる真更さん.
真更さんとお話をすると,凄く穏やかな印象をうけ,真更さんから醸しだされる空気感がとても心地良いのです.その空気感は店内全体に漂っており,BGMやスパイスの香りも相まって,とても心地良いのです(2回目)
そんな真更さんが作るミールスを食べると,料理って人だなぁ,とつくづく思うのです.愛をもって,愛を込めて,丁寧に作られた料理は,真更さんのお言葉を借りると,心も満腹になるという表現がすごくしっくりきます.
私は,あのミールスのもう一つのスパイスは“真更薫”やなと解釈し,今回の記事を構成しました♪✧
多彩で豊かで楽しい,そんな真更薫さんの愛と思いのこもったミールスを,一人でも多くの方が味わって,心も身体も満腹になっていただきたい,そう自然と願っているのでありました.
いすみ市周辺は自然豊かな環境が多くあり,それらは本当に素晴らしく,そしてその環境を存分に味わえるような空間を提供してくださる活動をされている方々がたくさんいらっしゃいます.
いすみ市周辺にお住まいの方々はもちろん,県外にお住まいの方々など,自然に癒されに是非いすみ市へおこしくださいませ♫•*¨*•.¸¸♪✧
今月は以上です♪
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