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自分の使いやすい寸法を考えてみる。

一軒家であれ、賃貸であれ、お家の中には物に応じて使いやすさが計算された「高さ」のものが溢れています。


例えばキッチン。

野菜を切ったり、コップを置いて飲み物を注いでみたり。


毎日何気なく使っているキッチンでも、使う人によっては

「使いやすい」という人もいれば、「もう少し高い(低い)方が使いやすいかな…」など人によって様々。



しかし、これらの高い・低い、使いやすいといった高さは、ご自身のとっても身近にあるものを使えば、自分の使いやすい寸法を導き出すことができます。

それは一体何でしょう…??


それは“ご自身の身長”です。



ご自身の身長と、ある数値を組み合わせて計算式を導き出せば、

自分にとって使いやすい高さ、収納の位置を知ることができます。


今回は、その一例をご紹介しますね。



その①:手が届く高さの上限

こちらは、『ご自身の身長×1.2』で導き出すことができます。


身長160cmの場合を考えてみると、その高さは192cm。

本棚の最上段などの高さ目安として。ハンガーを持って、パイプに衣類を掛ける場合は、約200cmまで何とかなります。



その②:ものの出し入れがしやすい高さ

『身長×0.4~0.9』で算出できます。


身長160cmの場合だと、64cm~144cm。

使用頻度の高いものを収納したり、引き出しの出し入れがしやすい高さ基準です。




その③:使いやすい高さの下限

こちらは、『身長×0.3』。

身長160cmの場合だと、48cmですね。

算出された数字が大体、ご自身の膝の高さになるので、これより下に収納を設ける場合はしゃがんで物を出し入れすることになります。



大人が毎日使うところだと、少しきついかもしれませんが、お子さまの収納スペースには最適かもしれませんね。(^^)



ただ、これらの導き出された数値は、あくまでも目安としての高さなのでこれが正しい!という訳ではありません。


腕が平均よりも長い人がいらっしゃれば手が届く高さの上限は高くなるし、足が平均よりも長い人だと高さの下限は高くなります。(^^;)


あくまでも数値は数値なので、本当に自分にとって使いやすいのか?

実際にメジャーなどを当てながら、調べてみることもおススメします。


ご自身にとって使いやすい寸法を導き出すのは、自分の知らなかったところが知れて、意外と面白いです。

ぜひ一度、ご自身やご家族の方の身長などを測り合ってみてくださいね。



以上、“使いやすい寸法”のお話でした。


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