仕事を増やすことを夢見てSNSをがんばるのは違う #イラストレーター
noteやTwitterで「ファンを作ろう」とか「人となりが見えるアカウントにしよう」みたいな言説を目にすることがあると思います。イラストレーターさんのだいたいはそういうのがすごくお好きで、飛びついていらっしゃるのをよく拝見します。
でもいしつく!は、ファンを増やせとは言いません。なんか違うと思うからです。
ファンがつくと気持ちいいです。「あなたのイラストや言動がとっても好きなんです!」と思ってくれているフォロワーがいてくれる、っていうのは誰でも人間として嬉しいものです。
ただ、ファンを増やすことが仕事を増やすかというと、イラストレーターという仕事についていうなら、あまりないです。一般人のフォロワーたちを喜ばせたところで、その人たちから仕事が来ることは基本ないからです。
もしもあなたの「ファン」の中に編集者さんやアートディレクターさんがいたとしても、その人たちが仕事を頼もう!と思ってくれるのかというと、多分そこまでにはあと3〜4ステップ足りないと思います。距離を詰める手段はないこともないでしょうが、それは割と高度な営業スキルです。フォロー/フォロワーの関係ってしょせんそんなものです。
TwitterやInstagramは一般人のファンを得るには有効です。でも企業相手に仕事をしたいと考えているならば、そのためのSNSの使い方というのはめちゃくちゃ難しいのです。
なので、仕事のためにはSNSに肩入れするのはやめて、自分のドメインのついたウェブサイトをちゃんと作って育ててください。同じネット利用でも、そのほうが確実に実入りになります。
いしつく!を頼ってくれるイラストレーターさんにはいつもそう指導してます。SNSは個人のたのしみと割り切ったほうが健全だし楽しいですよ。
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