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リアルなお話し①

ハウスメーカーによって言うことが違う!家づくりは迷いの連続で何が正解かわからなくなります。作っている側も同じで、現場が違えば判断も変わるため、これなら100%正解ってない。だからみんな「最適解」を選びましょうと懸命な工務店は言います。

じゃぁイシハラスタイルの最適解は?

・壊れにくいものを選ぶ
・劣化して醜いものは使わない
・手のかからない取り換えのできないものより、手のかかる取り換えの出来るものを使う
・できるだけ施主ができることで物を選ぶ
・長期的にコストがかからないものを使う

ざっくりとして、よさそうだけど分からないですね

では、今回は基礎です

主に二階建の木造で愛知県です。みなさん住宅瑕疵担保保険に加入し、構造や防水に関して保証を受けます。ですのでその住宅瑕疵担保保険の設計施工基準に沿って考えていきます(ベタ基礎)
基礎のコンクリートに強度を持たせるためには鉄筋が不可欠です。コンクリート自体にも設計基準強度がきめられていますが、それだけでは家の重さを受けることで割れてしまうと、家は根底から崩れてしまいますね。だから鉄筋の太さやピッチやつなぎ方など詳細に決められていますので、基本的に瑕疵担保保険に加入して一軒一軒検査を受けている場合は安心だと思います(大手だと受けなくても良い場合があるので絶対ではありません)

そこまでしても、イシハラスタイルでは家の基本的寿命を70~80年で考えるというのは、このコンクリートも劣化をするものだからです。コンクリートは中性化といって最初は高アルカリ性であることから中の鉄筋を錆から守っています。それが空気や雨などに触れることで中性化が進み、表面からだんだん奥へと中性化がすすみます。0.5㎜/1年。基礎の外側から鉄筋までは6センチ以上あるので計算上は120年という計算です。

では、基礎が直接大気に触れないように仕上げをしたらどうか?
貼ったり、塗ったりしているところも見かけます。

中性化には効果があるかもしれませんが、次に懸念されるのが「シロアリ」です。温暖化が進みシロアリの生息範囲が変わってきています。このシロアリは日に当たると死んでしまいますので、地中から食べ物を探します。その際、土台の木の部分まで基礎と仕上げの間を上手に通路にすることがあるそうです。表面から見ても全然分からないので発見が遅れてしまう危険があります。毎年、点検されることも有効だと思いますが、手間もお金もかけて何十年も暮らしますか?これも住む人の好みだと思いますが、基本的には「普段から見える状況にある」というのは絶対的安心なのじゃないかと思います。

基礎の換気方法も、大きく断熱方法によって選択ができますが、イシハラスタイルは基礎換気で床断熱です。これなら絶対よいというものはありませんが、これも愛知県の気候や長期的な点検・メンテナンスを考えると「自分の家」で選択すると思われるやり方です。もちろん要望に応じて基礎断熱もすることもありますよ。
あわせて、イシハラスタイルでは床下を利用して給気をしています。
お家に取り込む空気のお話は、また今度。

断熱性能に不安がある方もいるかもしれませんが、そういう場合は付加断熱など、打つ手も複数の選択肢があります。

このように、イシハラスタイルの道具のような家では、道具であることができるための選択をとっていること。そして、ひとつひとつのものは100年だって持ちこたえるけれど、それは、点検もメンテナンスもせずに可能ではないということ、でも、一度建てた家は自分の寿命と同じぐらいは存続させたいよね、ってことを一番の目標にし、70~80年たったその時点で一番コストはかかっていなくて、点検もしやすく、メンテナンスもできるような家

そして一番大事なのは「気に入っていること」ですよ。


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